• "契約法"(/)
ツイート シェア
  1. 糸島市議会 2017-03-16
    平成29年 予算特別委員会(第1日) 本文 2017-03-16


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       〔午前10時00分 開議〕 ◯議長(谷口一成君)  おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  糸島市議会委員会条例第9条及び第10条の規定に基づき委員長の選任を行います。  お諮りします。委員長には笹栗純夫委員を選任したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯議長(谷口一成君)  御異議なしと認めます。委員長には笹栗純夫委員を選任することに決定いたしました。  ここで笹栗委員長と交代いたします。 3 ◯委員長(笹栗純夫君)  ただいま委員長に選任いただきました笹栗でございます。円滑かつ慎重な審査が行えますよう皆様の御協力をお願いいたします。  ここで副委員長の選任を行います。  副委員長には三嶋俊蔵委員を選任したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯委員長(笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。副委員長に三嶋俊蔵委員を選任することに決定しました。  本特別委員会は糸島市議会委員会条例第19条の規定に基づき、委員長の許可により傍聴を許可いたします。  それでは、委員会の運営方法についてお諮りいたします。  本特別委員会では議案第28号 平成29年度糸島市一般会計予算から議案第37号 平成29年度糸島市下水道事業会計予算まで10議案を一括して審査します。  最初に、総括質疑を行います。平成29年度当初予算の概要の説明を受けた後に、答弁を含め1人10分以内で質疑を行います。総括質疑の範囲は、平成29年度予算編成方針及び平成29年度当初予算の概要についてといたします。
     次に、平成29年度一般会計予算の概要と歳入全般についての説明を受け、第2表債務負担行為、第3表地方債の順に質疑を行います。  次に、一般会計の歳入全般について質疑を行います。  歳出については款ごとに説明を受け、それぞれ質疑を行い、平成29年度一般会計予算の審査を終了します。その後、各特別会計及び企業会計ごとに説明を受け、質疑を行います。  全ての議案の質疑終了後に、討論の省略をお諮りして、議案第28号から議案第37号の順に採決を行います。  なお、質疑時間は、一般会計の債務負担行為、地方債は一括して審議を行い、質疑時間は答弁を含め1人20分以内とします。  続いて、一般会計の歳入全般について質疑を行います。質疑時間は歳入全般に対して答弁を含め1人20分以内とします。  次に、一般会計の歳出については款ごとに説明を受け、それぞれ質疑を行います。一般会計の歳出の質疑時間は1款につき答弁を含め1人20分以内とします。  その後、特別会計ごと及び企業会計ごとに説明を受け、質疑を行います。特別会計及び企業会計の質疑時間は1会計につき答弁を含め1人20分以内とします。  議案第28号 平成29年度糸島市一般会計予算から議案第37号 平成29年度糸島市下水道事業会計予算までの審議終了後に討論の省略をお諮りして、各議案の採決を行います。  各委員におかれましては、質疑の際は、予算書のページ番号及び予算の款、項、目を明確にされた上で議題に沿って、その範囲を超えないよう簡潔に発言してください。  平成29年度各会計当初予算の審査については、以上のような委員会運営を考えておりますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯委員長(笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。そのように運営させていただきます。  執行部におかれましては、的確な説明及び答弁をいただきますようお願いいたします。  これより総括質疑に入ります。  平成29年度当初予算の概要について、執行部の説明を求めます。洞総務部長。 6 ◯総務部長(洞 孝文君)  平成29年度当初予算の概要について説明申し上げます。  まず、予算編成の基本的な考え方につきましては、今定例会の初日に市長が述べました施政方針及び当初予算の提案理由の中でもお示ししておりますように、施政方針の基本テーマ「つながりの豊かさを実感できる まちづくり」の実現のため、10の基本方針に基づき編成いたしております。  長期総合計画に掲げる5つの重点プロジェクトを初め健康・福祉の充実、環境保全対策、地域経済・産業の活性化、生活基盤・都市基盤の整備、教育環境の充実など広範囲にわたる取り組みを積極的に展開することにより、人とのつながり、地域間のつながり、組織間のつながりの豊かさを深め、幸福度を高める予算といたしたところでございます。  あわせて、第2次糸島市行政改革大綱のもと、職員数の削減やゼロシーリングによる枠配分予算の実施、民間委託の推進など行財政健全化の取り組みも確実に反映させており、これまでと同様の堅実路線も堅持した中で予算編成を行っております。  予算規模でございますが、一般会計の総額は343億8,072万6,000円で、前年度当初予算比6億7,983万6,000円、1.9%の減となりました。  また、特別会計、企業会計を含む予算総額は673億5,020万3,000円で前年度比3億7,868万5,000円、0.6%の増となりました。  次に、一般会計の概要について説明をいたします。  歳入予算では市税が91億9,639万3,000円で全体の26.8%を占め、続いて地方交付税が81億7,200万円で、23.8%、続いて国庫支出金、県支出金、市債の順となっております。市税などの自主財源の割合は35.1%で、地方交付税や国県支出金などの依存財源の割合64.9%を下回っている状況でございます。  歳出予算でございますが、目的別では民生費が150億9,658万3,000円で全体の43.9%と大きな割合を占めております。次に多いのが土木費で37億787万1,000円、10.8%、続いて総務費、公債費、衛生費、教育費の順となっております。性質別では人件費が52億9,434万4,000円で前年度比4,434万5,000円、0.8%の減、扶助費は96億8,956万1,000円で前年度比1億6,927万円、1.8%の増、公債費は28億2,044万5,000円で前年度比6,046万3,000円、2.2%の増となっております。これら義務的経費の合計は前年度比1億8,538万8,000円、1.1%の増となります。予算総額に占める割合は51.8%でございます。投資的経費は44億8,555万円で前年度比7億7,544万4,000円、14.7%の減となっております。また、その他の経費では物件費が46億3,149万3,000円で前年度比7,600万2,000円、1.7%の増、補助費等が25億6,450万1,000円で前年度比4億299万2,000円、13.6%の減、積立金が3億6,209万7,000円で、前年度比1億8,358万1,000円、102.8%の増、繰出金が41億7,751万1,000円で前年度比2,559万3,000円、0.6%の増となっております。  次に、財政調整基金につきましては、積極予算となったことによりまして、4億9,300万円を繰り入れます。  最後に、市債の年度末現在高見込みは304億7,770万9,000円となり、前年度末より5億6,167万円増加する見込みでございます。  以上が平成29年度当初予算の概要でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 7 ◯委員長(笹栗純夫君)  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。柳委員。 8 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、総括質疑を行わせていただきます。  この平成29年度の予算編成方針、その中には当然、国のまち・ひと・しごと創生事業費、国の予算規模といいますか、1兆円ということが言われているわけですけれども、じゃ、糸島市にこの国の措置がどこにどれだけ配分されているのか、全体としてちょっと私わかりにくいので、総額でどのくらいなるのか、どのような事業に配分されているのか、まずそのことをお伺いしたいと思います。 9 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 10 ◯総務部長(洞 孝文君)  まち・ひと・しごと創生事業費でございますけれども、まず、この事業でございますけれども、地方公共団体が自主性、主体性を最大限発揮して地方創生に取り組むこと、地域の実情に応じたきめ細やかな施策を可能にするという観点から、平成27年度に創設をされまして、毎年度1兆円規模で予算措置がされております。  御質問の糸島市へどのくらい配分されるのかというお尋ねでございますけれども、国は当分の間の措置として、普通交付税の算定項目であります地方の元気創造事業費及び人口減少等特別対策事業において、まち・ひと・しごと創生に要する経費の財源として交付税措置をすることとしております。このことから、本市への平成29年度配分額は約5.4億円と見込んでおるところでございます。  次に、どのような事業にということでございますが、先ほど言いましたように、この5.4億円については一般財源となるため、具体的な充当事業というものはございません。  以上でございます。 11 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 12 ◯5番(柳 明夫君)  その点は了解いたしました。  また、別枠といいますか、地域創生推進交付金というものが国としては平成28年度予算からたしか全体として1,000億円措置されていると思います。事業費ベースは2,000億円というふうに言われているわけです。市町村は原則4事業以内とれますよと、ハード事業、これは半分以下にしなさいよと、そういうふうなことがあるようですけれども、この地方創生推進交付金を受けて行われる事業、幾つか説明を受けてはおりますけれども、全体としてもう一つよくわからないというところがありますので、それはどういう事業にこれが活用されることになるか、この予算、今年度の平成29年度の予算の中でどうなるか、金額が幾らになるのか、それをちょっとお尋ねしたいと思います。 13 ◯委員長(笹栗純夫君)  馬場企画部長。 14 ◯企画部長(馬場 貢君)  地方創生推進交付金全体で6,102万1,000円、歳入を見込んでおります。事業といたしましては、移住促進関係が12事業で、ここに1,985万9,000円、中身としては、事業としては定住促進情報発信事業だとか、子育て世代応援サイトいとネット運営事業等でございます。  次に、仕事づくり関係で2,159万6,000円、事業といたしましては、ママライタースタートアップ事業、また、いとしまマーケティングモデル推進事業等でございます。  最後に、広域連携事業1,956万6,000円で、ここに9事業充てておりまして、ヤングシニア生きいき事業等というようなものでございます。 15 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 16 ◯5番(柳 明夫君)  全体として6,102万1,000円来るということです。これはもう確定した分なんですね。それはそれでよろしいわけですね。それで、また平成29年度も同じように措置されてくると思うんですけれども、それについては、たしか3月末までかな、申し込みの期限というふうにお伺いしておりますが、それはまた市としても積極的に応募しているということなんでしょうか。やろうとしているということであれば、大体どのような事業にということもお尋ねしたいと思います。 17 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 18 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  先ほど部長が答弁しました移住、それから仕事、それから広域連携での事業、これは全て交付金の申請は終わっておりまして、これらを平成29年度に実施する予定でございます。 19 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 20 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、最後の質疑とさせていただきます。  この事業費、市の事業費に対するこの交付金の割合、国は2分の1ということを言っておるようですけど、大体そのくらいというふうに考えてよろしいわけですか。 21 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 22 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  事業費の2分の1を国が交付されまして、残りは交付税で措置されるというふうに聞いております。 23 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、伊藤委員。 24 ◯17番(伊藤千代子君)  平成29年度の施政方針案に対して、若干お尋ねをしたいと思います。  私はこれを読んで、市長が来年度元気で豊かさを実感できる道ということで案を載せていらっしゃるんですけれども、この中に、例えば、一番今市民の命や安全にとって気になる原子力災害に関する市長の決意というか、そのところは6ページのところに、原子力災害を想定した広域避難訓練などにより安全・安心を高めるというふうに書いてあるんですけれども、平成29年度の再稼働を想定してこういう訓練をするんだというようなお考えでここに書いてあるんでしょうか。 25 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 26 ◯総務部長(洞 孝文君)  先日も一般質問の中でお答えをいたしました。広域避難計画について基本的な部分は確立できております。あとは事故が発生した場合、いかに安全に避難できるか、このことの実効性を高めるために訓練を実施していくものでございます。  以上です。 27 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 28 ◯17番(伊藤千代子君)  今、発生した場合とおっしゃいました。つまり立派な施政方針の中身だとか、計画をどんなに自治体が立てても、現実の福島の現状を私たちが見たときに、まさに3.11だったわけです、この前が。だから、そのときに全てが台無しになってしまうというのが現状だと思います。  そこで、今発生したときにとおっしゃいましたが、発生したときにじゃなくて発生をさせないという立場での市長のお考えというものはないのかということを一つだけこの点ではお尋ねしたいと思っております。  いつも総務部長が手を挙げられるんですけど、でもやはり市長としての決意とか気迫とか、こういうものに対する市民の命をどう守るかという点では、やはり市長が自分でお答えを言いなるべきじゃないかなと思うんですけどね。 29 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 30 ◯総務部長(洞 孝文君)  この件につきましては、先日も一般質問で何度もお答えしたとおりでございます。原子力発電所の安全性については国が責任を持って安全性を確認すること、また、電力事業者である九州電力については安全をさらに追及していただく、このことを糸島市としてもお願いをしていくつもりでございます。よろしくお願いをいたします。 31 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 32 ◯17番(伊藤千代子君)  じゃ、この点に関しては市長も御答弁をされませんけれども、やはり市民は逃げられたら、避難できたら、再稼働はいいんだというような人たちよりも、私たちが接する中では、やっぱり再稼働しない方向での安全を求めている人たちのほうが多いということを感じるので、そこがちょっと施政方針と一致しない部分だなというふうに今ちょっと思いました。  もう1点、私はこれを読んでいて、一つ非常にちょっと違和感を感じたのは、最近市長が、議会が始まった後にテレビで消防署のパワハラについて非常に何度も頭を下げるシーンを私も見ましたけれども、やっぱり市民の手本となるべき市役所内におけるパワハラが足元にあったわけですから、それを根絶していく決意とかも、この中にあるだろうと私は思っていたわけですよ。半年以上も前からわかっていたわけですから。そういう点での人権を守るということで、ずっとずっと言ってきている中での自分の部下たちに対するきちんとした人権教育、一般社会の人たちじゃなくて、市役所の。そういう意気込みというか、ものがこの中にはないんですけれども、それについては来年の施政方針の中でどうお考えなんでしょうか。 33 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 34 ◯総務部長(洞 孝文君)  今、消防本部のパワハラの件を取り上げられまして、人権を守るということがこの基本方針に入っていないという御指摘でございます。  私ども行政職員として当然のことながら人権を守っていくというのは大前提でございますので、あえてこの基本方針の中には掲げておりません。
     以上でございます。 35 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 36 ◯17番(伊藤千代子君)  大前提ができていなかったからこうなったわけでしょう。だから、大前提であるべきことをきちんとそこに出すのが私は当然だと思います。今回、市長のお言葉で、やっぱり自分の言葉で市長が語ると、総務部長がかわりに言うんじゃなくて、それが私が本当は施政方針演説を述べる首長の一番の、やっぱり自分の言葉で語るということが大事じゃないかと思って、今ここでお聞きしたんですけど、全部後ろでお答えになったら、何か心が通じないですよね。  時間がないので、ちょっと先に行きますが、じゃ平成29年度の当初予算についてちょっと簡単に。ここの中にはこう書いてあります。社会保障関係経費の増加に加えと、庁舎や運動公園等の整備、これだけでも全部で110億円と今後先の話ですけど、それも併わせて。そして、また学校などの大規模改修のほかに、区画整理事業、新駅周辺整備事業などに多額の経費を要するというふうに書いてあるんですが、これに関しては本当に膨大なお金が要るだろうなという気がするんですね。その次の、しかし、堅実路線も堅持という、次のページのところなんですが、じゃ、どんな堅実路線をなさるのかなと思ってみたら、職員数の削減や枠配分予算の実施、民間委託の推進と書いていますが、じゃ、この職員数の削減でどれだけの経済効果があるんでしょうか。また、枠配分予算の実施、民間委託、これ合わせてどんな堅実予算になるんですか、この金額的には。ちょっとここに書いていないので。前が余りに膨大なお金なのに、後ろが余りに堅実が少ない気がするからお尋ねしているんです。 37 ◯委員長(笹栗純夫君)  山崎財政課企画監。 38 ◯財政課企画監(山崎義人君)  行財政健全化計画の平成29年度の職員の削減効果額は1億4,800万円と見ております。そのほかファームパーク、トンカチ館の指定管理者の導入、きららの湯の民間移譲、神在保育所の民営化等で、行財政の健全化を図っていくこととしております。  以上です。 39 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 40 ◯17番(伊藤千代子君)  今の話を聞いてもなかなか、そうなんだ、こんだけの莫大なお金を使うけど、そんなにしたらよほどお金が堅実なんだなという気に余りなれないので。  もう一つ、市が業者選定とかするときの落札とかの率に関しては、どの程度いつも目指してやってあるんですか。この中の部分は、最少の経費で最大の効果というときに、どの程度いつも考えていらっしゃるんですか。なぜこういうことを聞くかというと、先日の波多江小学校の給食室等に関しては99.8%とか、余りに談合したような率なんですよ。それでは、とてもじゃないけどなりませんよね。はい、そんだけ。 41 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 42 ◯総務部長(洞 孝文君)  先ほど堅実路線も堅持ということで職員数の削減だけを申されましたけれども、糸島市行政改革大綱、これ第2次でございますが、この中にも行財政健全化の取り組みとして効果の見込み額、平成28年度から32年度、5カ年間で34.7億円の効果を見込んでおります。  それと、落札率の目標はということでございますが、落札率については目標というものは定めておりません。適正な価格で落札されるべきものであるというふうに考えております。  以上です。 43 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  以上で総括質疑を終了いたします。  続きまして、議案第28号 平成29年度糸島市一般会計予算を議題とします。  執行部の説明を求めます。洞総務部長。 44 ◯総務部長(洞 孝文君)  それでは、議案第28号 平成29年度糸島市一般会計予算につきまして、予算書のページを追って説明をさせていただきます。  まず、予算書の1ページをお願いいたします。  平成29年度糸島市一般会計予算について、第1条から第5条までを定めております。  まず、第1条の歳入歳出予算についてでございますが、歳入歳出予算の総額は343億8,072万6,000円でございます。  第2項の第1表歳入歳出予算については、2ページから4ページにかけまして1款の市税から21款.市債までの歳入を計上いたしております。また、5ページから7ページにかけまして1款.議会費から14款.予備費までの歳出を計上させていただいております。  第2条債務負担行為は、8ページの第2表債務負担行為におきまして15件、期間と限度額を定めております。  第3条の地方債は、9ページの第3表地方債におきまして、合併推進債など24件について限度額、起債の方法、利率、償還の方法を定めております。  第4条の一時借入金につきましては、借り入れの最高額を20億円と定めております。  第5条の歳出予算の流用につきましては、職員の人件費は同一款内で流用ができることを定めております。  続きまして、歳入でございますけれども、歳入歳出予算の明細について説明をさせていただきます。  まず、14ページをお願いいたします。  1款の市税の合計は91億9,639万3,000円で、前年度比2億5,996万6,000円、2.9%の増となっております。個人市民税、固定資産税及び軽自動車税の増が主な要因でございます。  続いて、18ページをお願いいたします。  2款.地方譲与税から22ページの9款.地方特例交付金までは、前年度の決算見込み額などをもとに計上させていただいております。  続きまして、10款の地方交付税は81億7,200万円で、国が示しております地方財政計画などに基づき計上をいたしておりまして、前年度比600万円の減を見込んでおります。  11款の交通安全対策特別交付金につきましては、前年度と同額の1,800万円を計上いたしております。  次に、24ページをお願いいたします。  12款.分担金及び負担金の合計は5億2,894万4,000円で、前年度比9,195万8,000円、14.8%の減となっております。  次に、26ページをお願いいたします。  13款.使用料及び手数料の合計は4億9,144万2,000円で、前年度比358万2,000円、0.7%の増となっております。  次に、30ページをお願いいたします。  14款の国庫支出金の合計は63億9,602万5,000円で、前年度比2億6,373万9,000円、4.0%の減となっております。  次に、36ページをお願いいたします。  15款.県支出金の合計は28億7,805万8,000円で、前年度比1億1,691万3,000円、3.9%の減となっております。  次に、42ページをお願いいたします。  16款.財産収入の合計は1億4,530万5,000円で、前年度比9,446万2,000円、185.8%の増となっております。  次に、44ページをお願いいたします。  17款.寄附金は4億3,500万円を計上いたしております。  18款.繰入金の合計は8億537万円で、前年度に比べ3,347万3,000円、4.3%の増となっております。  次に、46ページでございますが、19款の繰越金は前年度と同額の1億5,000万円を計上いたしております。  20款.諸収入の合計は3億475万7,000円で、前年度比3,445万2,000円、10.2%の減となっております。  最後に、52ページをお願いいたします。  21款.市債は26億5,577万1,000円で、前年度比8億1,562万9,000円、23.5%の減となっております。  一般会計の総括と歳入の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 45 ◯委員長(笹栗純夫君)  これより質疑に入ります。  8ページ、第2表債務負担行為及び9ページ、第3表地方債を一括して質疑に入ります。質疑ございませんか。伊藤委員。 46 ◯17番(伊藤千代子君)  まず、債務負担行為なんですけど、この中で小学校の給食調理の業務委託というのがあります。先ほど人件費を削減する、そして、業務委託を推進する、そういうことで堅実財政を目指すんだというふうにおっしゃいましたけれども、私としては波多江小学校の非常につらいところがあります。給食調理委託の、これは平成29年度に業者を選定して、30年度から始めるという事務に基づくものでしょうか。 47 ◯委員長(笹栗純夫君)  泊教育部長。 48 ◯教育部長(泊 早苗君)  波多江小の調理業務委託につきましては、平成30年度からの調理業務委託を見通しまして、債務負担行為をお願いするものでございます。 49 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 50 ◯17番(伊藤千代子君)  せっかく給食室が新しくなるのに、そこがこれまでの自校直営じゃなくなるということなんですが、業者の選定の仕方としては指名競争入札になると思いますが、登録業者はどこが入っておりますか。 51 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 52 ◯総務部長(洞 孝文君)  登録業者ということでございますが、資料を準備いたしますので、しばらくお待ちください。後ほど答弁をさせていただきます。 53 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 54 ◯17番(伊藤千代子君)  なぜこのことをお聞きするかというと、私は議員になってからずっと雷山小学校とか、怡土小学校とか、波多江小学校などの自校直営の学校などの給食祭りなんかに参加すると、非常に自校直営を愛する保護者や市民が多いのを実感しているわけですね。その中で、各学校への説明責任等を行った上で今回のこの業務を遂行されるというふうなことになっているんでしょうか。 55 ◯委員長(笹栗純夫君)  泊教育部長。 56 ◯教育部長(泊 早苗君)  波多江小学校の民間委託につきましては、行財政健全化計画に基づきまして、平成30年度から調理業務の民間委託を開始することといたしております。保護者等の説明につきましては、これから行うところでございます。 57 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 58 ◯17番(伊藤千代子君)  じゃ、その次の地方債も一緒ですよね、委員長。 59 ◯委員長(笹栗純夫君)  一緒ですよ。 60 ◯17番(伊藤千代子君)続  じゃ、そちらのほうの資料が届くまでに、先にこちらのほうをさせていただきます。  9ページに実にたくさんの地方債の項目があります。この中でやはり非常に大きなのは、新駅関連の施設整備事業なんですけれども、巨額の4億3,510万円になっています。これに関しては、来年度は13億円、そして今後25億円もの事業をやる中での借金をするんだということになるわけなんですが、市民に幾らの負債というか市債を背負わせることになるのかという点での全体像ですよね。来年度だけでも4億3,500万円ですが、この二、三年の事業の中でどれだけになるというのは、もう把握してありますか。 61 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 62 ◯建設都市部長(三角孝志君)  新駅関連事業でということでございます。総額でよろしいでしょうか。平成29年度、平成30年度で幾らかということでございましょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
     失礼いたしました。駅舎で申し上げますと、平成29年度に事業費で5億5,100万円、平成30年度に4億3,000万円、それから、南北交通広場になりますと平成29年度で5億620万円、平成30年度に1億800万円、それから、自由通路で申し上げますと、平成29年度3億2,981万2,000円、平成30年度1億2,381万2,000円となっております。 63 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 64 ◯17番(伊藤千代子君)  私が聞いたのは、つまり市民にこの駅の整備事業の関連でどれだけ借金をさせることになりますかということだったんですけど、そのお答えが今のお答えということですよね、部長。確認していいですか。 65 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 66 ◯建設都市部長(三角孝志君)  借金ということになりますので、地方債ということになります。駅舎につきましては、補助金と寄附金で賄いますので、地方債はございません。  それから、南北交通広場で言いますと、平成29年度の地方債が2億5,110万円、平成30年度が5,780万円。自由通路で申し上げますと、平成29年度が地方債で1億7,750万円、平成30年度が6,630万円となっております。 67 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 68 ◯17番(伊藤千代子君)  とにかく駅舎では借金をしないと、でも、駅の整備事業ではそれだけ借金をするということが今わかりました。あとの給食の関連なんですけれども、波多江小学校に関しては新しく指名競争で入札をすると。その次の、債務負担行為の小・中学校の志摩中学校とか可也小学校は志摩の関係ですよね。これに関しても入札をするようになっていますけれども、これは今現在やっている会社はどこですか。そして、これはどこが本社の会社なんでしょうか。つまり、それを今回新しく3年度契約をするということですよね。 69 ◯委員長(笹栗純夫君)  洞総務部長。 70 ◯総務部長(洞 孝文君)  先ほど答弁を後ほどするということでいたしておりましたけれども、給食調理業務の登録業者数でございますが、11社ございます。  以上です。 71 ◯委員長(笹栗純夫君)  泊教育部長。 72 ◯教育部長(泊 早苗君)  小・中学校給食調理等業務委託の可也小、姫島小、志摩中、それから志摩中姫島分校の現契約状況につきましては、業者名はシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社でございます。住所につきましては、太宰府市になります。 73 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 74 ◯17番(伊藤千代子君)  先ほど11社で入札をするとおっしゃいましたけれども、よく保護者の中から声が、糸島の子供たちの給食を糸島の業者がつくっているんですか、それとも、どこがつくっているんですかということを聞かれるんですが、今おっしゃった指名競争入札に入る11社のうち、糸島市内の業者というのはどこがあるんでしょうか。 75 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 76 ◯管財契約課長(野口治光君)  お答えいたします。  11社のうち糸島市内の業者は1社でございます。 77 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 78 ◯17番(伊藤千代子君)  ということは、10社の多くは、言ったら、糸島市内の子供たちの給食をつくる指名競争の参加業者の11社のうち、10社は東京、大阪、あるいは福岡の大手の食品産業というか、そういうところに委託することになるであろうということですね、わかりました。  以上です。 79 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで債務負担行為及び地方債を終わります。  次に、歳入の質疑に入ります。14ページから55ページまでの一般会計の歳入全般について質疑ございませんか。柳委員。 80 ◯5番(柳 明夫君)  歳入について質疑をさせていただきます。  私、毎年聞いておりまして、これで市内の経済動向ですとか、市民の皆さんの所得の状況、推移というものが大まかにわかってくるわけですけれども、まず、1款1項1目、2目、15ページに当たります。1目の個人市民税、これは昨年の予算に比べて7,200万円、約1.9%、これは平成27年度以降、増額予算になっているわけですね。それで、この所得というのはいろいろ分類されているわけですけれども、いつも尋ねてお答えしていただいている給与所得、それから農業所得、年金、その他と、この分類で結構でございますので、昨年度に比べての増減がどのようになっているか、お尋ねしたいと思います。 81 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 82 ◯税務課長(田中雅彦君)  お尋ねの件でございます。まず、給与所得、これが1.02、年金所得1.01、農業所得1.53、その他が1.06で積算をいたしております。 83 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 84 ◯5番(柳 明夫君)  今のお答えを聞いて、特に農業所得、昨年は0.88というお答えだったのが1.53と、かなり伸びが見込まれているということは意外でもあるし、それは大変結構な話だと思います。全体として、この4つの分類では全て伸びが予測されているということですね。  それで、2目の法人市民税、これは平成27年度以降減額が続いているわけです。今年度は平成28年度に比べて379万円の減額予算ですね。昨年度もお尋ねしたときに、これは法人税割の税率が引き下げられたということも一つの要因だというお答えがありましたが、平成29年度はそういう要因はないわけでありますけれども、これが減額になっている要因というものはどういうところでしょうか。 85 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 86 ◯税務課長(田中雅彦君)  法人数につきまして若干の減があります。そういった分の減があるということと、あとアベノミクス効果によりまして設備投資が拡大しておりまして、収益減が要因であると考えております。額としましては、決算の5%減で計上いたしております。 87 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 88 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、いろんな事業を行う業種がございますけれども、その業種の中でずっとお尋ねしていって、昨年、一昨年、金融関係が伸びているというお答えがありました。今年度はいかがでしょうか。 89 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 90 ◯税務課長(田中雅彦君)  昨年と余り変わりませんけれども、金融、それから商業、製造業関係が伸びを示しております。 91 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 92 ◯5番(柳 明夫君)  そうですね。商業、製造業が伸びが見込まれるというのは今までにないお答えですから、全体として、市としては好調になっていくというふうなお見通しなんでしょうか、いかがでしょうか。 93 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 94 ◯税務課長(田中雅彦君)  大幅な増ということではございませんけれども、微増的な分は見込めるというふうに考えております。 95 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 96 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、市民税の非課税の問題についてお伺いしたいと思いますけれども、20歳以上の糸島市民のうち、約何人で何%を占めるか、昨年は3万7,000人、45.5%と、非課税の方ですね、というお答えでした。いかがでしょうか。 97 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 98 ◯税務課長(田中雅彦君)  元来、非課税者という統計はないんですけれども、委員がおっしゃるような数字ではじきますと、二十歳以上の方が8万1,216人おられます。それから、納税義務者の数が4万4,121人、これを引きますと昨年と同じ答えになりますけれども、3万7,000人、割合にしますと45.7%となっております。 99 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 100 ◯5番(柳 明夫君)  徐々にわずかですけど、ふえているという感じがいたしました。  それから、最後の質問になりますけれども、所得の段階別の人数の割合、昨年は200万円以下が47.4%、200万円から400万円が33.9%、400万円超が18.7%というお答えがありましたが、この分類でいきますと、ことしはいかがでしょうか。 101 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 102 ◯税務課長(田中雅彦君)  納税義務者3万9,159人のうちでございますけれども、200万円以下の方が47.2%、200万から400万円の方が33.9%、400万円を超える方が18.9%となっております。(「よろしいです」と呼ぶ者あり) 103 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、伊藤委員。 104 ◯17番(伊藤千代子君)  私は、35ページのところをごらんください。土木費の国庫補助金というのがございます。これは道路橋梁費に対して国が補助金を出すわけなんですけれども、これは新駅整備の事業費関連がこの中にどれくらい入っているんでしょうか。 105 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 106 ◯建設都市部長(三角孝志君)  この道路橋梁費補助金のほうでしょうか。(「はい、そうです」と呼ぶ者あり)  この道路橋梁費補助金のほうには、新駅関係については入ってはおりません。 107 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。
    108 ◯17番(伊藤千代子君)  じゃ、これには駅舎関連の補助金もこのところにはないんですよね、確認したいと思います。 109 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 110 ◯建設都市部長(三角孝志君)  駅舎関連についても、ここには入っておりません。駅舎につきましては、2節の都市計画費補助金のほうに駅舎については入っております。 111 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 112 ◯17番(伊藤千代子君)  2節のほうになるわけですか、今おっしゃったのは。何ページのほうになりますか。 113 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 114 ◯建設都市部長(三角孝志君)  同じページの道路橋梁費補助金のその下の2節.都市計画費補助金のほうになります。 115 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 116 ◯17番(伊藤千代子君)  ということは、下の防災・安全ではなくて、賑わいのまちづくりというところになるんでしょうか。 117 ◯委員長(笹栗純夫君)  三角建設都市部長。 118 ◯建設都市部長(三角孝志君)  そのとおりでございます。 119 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 120 ◯17番(伊藤千代子君)  私が思い出しますと、去年3月議会のときにたしか市の答弁の中で、柳委員でしたかね、新駅の駅舎に関して国からの補助金が5億円出るというふうなことを前部長が答弁をなさっていらっしゃったんですけれども、つまり、いよいよ9月に踏切も閉めて駅を建設するに当たって、私は施工主は期成会だというふうに思っていたんですが、市のほうに国から駅舎の補助金がこうやって入るようになっているということなんでしょうか。 121 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 122 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  施工者は覚書に基づきまして市、それから建設促進会、それからJR、3者で協力して進めておりますけれども、国からの交付金につきましては、市が受け入れまして、それを負担金としてJRにお支払いするという形でございます。 123 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 124 ◯17番(伊藤千代子君)  請願駅の場合は、請願者が施工主になるというふうに、これまでのいろんなところの説明とかを私は聞いていてそう思っていたんですけれども、期成会じゃなくて、言ったら糸島市に入るわけだから、糸島市が施工主としての責任を負うということになるんでしょうか。 125 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 126 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  施工は、先ほど申しましたように3者で協力して進めるということで覚書を結んでおります。実施計画の158ページにも新駅駅舎等整備事業というのを上げておりますけれども、国からの補助をもらってする事業については、糸島市が施工しておるということでございます。 127 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 128 ◯17番(伊藤千代子君)  それは間違いなくそうなっているわけですね。ここで私もきょう質疑なので、まあ、いいです。  そしたら、その次に、45ページなんですが、ここに筑肥線の新駅設置促進寄附金というのが、これは組合から1億5,000万円入るようになっていますよね。これは組合が、言ったら組合と市で駅舎をつくるための一助として寄附をなさるということですよね。それは、組合はこのお金を出すということについて組合の中で合意をし、また、それはどのような原資に基づいて出されるということなんでしょうか。 129 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 130 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  前原東土地区画整理組合から聞いております内容ですと、1月29日の総会におきまして、平成29年度の予算案を可決していただいております。その中で1億5,000万円を市のほうに寄附いただけるということになっておりまして、これは新駅の設置は土地区画整理地区内の土地の価格の上昇ですとか、土地の販売の促進など、そういった土地区画整理事業に寄与するということで売却されます保留地の販売価格上昇分の中から市のほうに寄附をいただけるということになっております。 131 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 132 ◯17番(伊藤千代子君)  私が市の資料を請求した中で見ますと、この寄附金はため池を売却した代金というふうなことを市が書いた文書もありますけれども、企画部ですかね、そういうお金から来ているんですか、その売却代金のほかに。 133 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 134 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  ため池につきましては、市への換地でございますから、それは土地区画整理組合に入るお金ではありません。先ほど申しましたように、保留地が、駅がないときの値段よりも駅ができることによって価格が上昇して住宅メーカーに売ることができますので、その増額分の中から市に寄附をいただくということでございます。 135 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 136 ◯17番(伊藤千代子君)  ちょっとこれに関しては、もうちょっと聞いてから、また聞きましょう。  ここに市長が3月15日ぐらいに出した文書の中には、整理組合からの寄附金及び農業用のため池の売却4億円、市内の企業からの寄附金1.5億円というようなことが書いてあるので、私はちょっとそのことを確認したかったので、お聞きしたんですよね。  それから、45ページの下のほうなんですが、ふるさと応援基金の繰入金が2億4,400万円ここに書いてあるんですけれども、この中で、新駅関連として確保したふるさと応援基金の金額は幾らになっているんでしょうか。 137 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 138 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  ここに充当する2億4,400万円の中で、新駅に充てさせていただく予定の額は1億2,600万円でございます。(「いいです」と呼ぶ者あり) 139 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  三嶋俊蔵委員。 140 ◯21番(三嶋俊蔵君)  15ページの法人市民税の関係で、柳委員の質疑で、設備投資で減収になるということで法人市民税が減るという御答弁でございました。そうしますと、固定資産税の償却資産、こちらのほうはどういうふうになるんでしょうか。 141 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 142 ◯税務課長(田中雅彦君)  設備投資されれば、償却資産税のほうがかかってきますので、それに合わせまして償却資産税のほうも伸びてくるというふうに考えております。 143 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋俊蔵委員に申し上げますけれども、関連質疑ですよね。(「そうです」と呼ぶ者あり)三嶋俊蔵委員。 144 ◯21番(三嶋俊蔵君)  どの程度伸び率を昨年対比見てあるのか、お尋ねいたします。 145 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 146 ◯税務課長(田中雅彦君)  償却資産につきましては、大臣配分といいまして、電気事業、それから鉄道事業、通信事業の関係が大幅に伸びているということもありまして、対前年比で26.3%増を見込ませていただいております。 147 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋俊蔵委員。 148 ◯21番(三嶋俊蔵君)  なぜ私がこの質疑するかといいますと、法人市民税だけアベノミクス効果で設備投資が多くなって減収になったと。ということは、今言っている償却資産税は、償却関係はそういう形の中で逆に今度は増税になるということですよね。それから、個人の市民税、それも所得の伸びで税収が多くなるということを確認したいんですが、いかがでしょうか。 149 ◯委員長(笹栗純夫君)  田中税務課長。 150 ◯税務課長(田中雅彦君)  委員がおっしゃるとおりと考えております。(「終わります」と呼ぶ者あり) 151 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいでしょうか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 152 ◯委員長(笹栗純夫君)  以上で歳入の質疑を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は11時10分といたします。       (午前11時00分 休憩)       (午前11時10分 再開) 153 ◯委員長(笹栗純夫君)
     再開します。  これより歳出に入ります。  56ページから59ページまで、1款.議会費の説明を求めます。洞総務部長。 154 ◯総務部長(洞 孝文君)  それでは、56ページをお願いいたします。  1款の議会費について説明をいたします。  議会費は56ページから59ページまででございます。  予算の総額は2億7,182万2,000円で、前年度に比べ1,239万円、4.4%の減となっております。  減額の大きな要因につきましては、議員人件費等の減によるものでございます。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 155 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 156 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで1款.議会費を終わります。  次に、58ページから101ページまで、第2款.総務費の説明を求めます。洞総務部長。 157 ◯総務部長(洞 孝文君)  58ページをお願いいたします。  2款.総務費について説明をいたします。  総務費は、58ページから101ページまででございます。  予算総額は29億367万7,000円で、前年度に比べ7,601万1,000円、2.7%の増となっております。  主な事業について説明をいたします。  まず、69ページでございます。庁舎本館耐震改修事業に5,303万6,000円。次に、71ページ、公共施設マネジメント推進事業に186万円。73ページ、前原北部まちづくり推進事業に938万7,000円。75ページ、ふるさと応援寄附推進事業に1億7,552万9,000円。79ページ、社会保障・税番号制度ネットワーク分離事業に4,450万7,000円。81ページ、再生可能エネルギー等発電設備導入促進事業に360万円計上をいたしております。  2款.総務費の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 158 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。小島委員。 159 ◯12番(小島忠義君)  2款1項7目、75ページのふるさと応援寄附金の関係でお尋ねしたいと思うんですけれども、ここで支出は1億6,900万円余りが計上されておりますけれども、これの原資は当然、寄附金で今年度が2億8,000万円見込まれると収入のほうで報告を受けましたけれども、この寄附された2億8,000万円がどのように使われているのかの流れをお聞きしたいんですけれども、事前に聞いたところじゃ、返礼品に50%、それから手数料その他に10%で60%になるわけですけれども、あとの40%はどういうふうになっとるんですかね。 160 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 161 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  ふるさと応援寄附金の流れでございますけれども、議員がおっしゃいましたとおり、今回の場合、残りの40%の分につきましては、うちの活用して、事業のメニューを定めておりますので、そのメニューごとに寄附をしていただいております。そのメニューの分に充てさせていただくということでさせていただきます。  具体的にいきますと、平成25年度ではアグリコラボの講演会、移動天文台、平成26年度も同じような事業、平成27年度は国宝の里づくりとか認知症カフェに充てさせていただいております。平成28年度はまだ確定しておりませんので、決まっておりません。このように平成28年度、そして平成29年度も特定の事業に充てさせていただきたいというふうに考えています。一番大きいのは新駅でございます。 162 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 163 ◯12番(小島忠義君)  2億8,000万円の4割ちゃ、大体1億1,200万円ぐらいになると思うんですけど、さっきの質疑の中に、新駅に1億2,000万円ぐらい回すという答弁なかったですか。 164 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上企画秘書課長。 165 ◯企画秘書課長(井上義浩君)  2億4,400万円の中で1億2,600万円を新駅に充てさせていただくというふうに答弁いたしました。  残りの1億1,800万円につきましては、今おっしゃいますようお礼品を出すときの分ということで、指定した事業が1番から8番までございますが、自然環境の保全に関する事業、市民活動の推進に関する事業、都市基盤整備または産業の振興、子育て環境の充実、市民の健康づくり、あるいは文化財保護、それから九州大学との連携によるまちづくり、それから8つ目がその他ということで新駅でございますが、この1億1,800万円については1番から7番までに該当する事業、計27個の事業の一般財源の分に充当をさせていただく予定でございます。 166 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 167 ◯12番(小島忠義君)  私は頭悪いとかいな。2億8,000万円の約6割が1億6,800万円で、ここに支出で出ておるでしょう。残りが4割は1億1,200万円を、要するに8個のメニューに振り分けるわけでしょう。しかし、新駅だけで1億2,000万円というたら、ほかのところに行かんのやないですか、引き算すりゃ。違うんかな。 168 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 169 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  このふるさと応援寄附金につきましては、基金に積み立てております。それで、これまで今までの分がございますので、総額ではもう超えるということであります。 170 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 171 ◯12番(小島忠義君)  わかりました。  それと、今回2億8,000万円見込まれておるのは、えらい伸びが高いんですけれども、伸びた原因の分析の一つの大きなやつは、前からちょっと聞いておった、ネットで申し込みできるようになったからふえたんだという話を聞いておりますけれども、それ以外に伸びたと思われるような要因が何かあるんでしょうか。 172 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 173 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  議員御指摘のように、一番大きな原因はネットを利用できるようになったということ、いつでもどこから、どなたでもできるようになったということでございます。  それから、あとは糸島市のPRがかなり効いておりますので、特に都市圏でございますけれども、このネットの注文の分で都市圏の分は、寄附の金額、関東甲信越が46%を占めております。寄附の件数の割合でございます。  ここのところのPRが、いろいろ移住とかシティセールスとか、そういうことでマスコミ等でもPRをさせていただいておりますので、その分の効果がここに効いてきているのだと思われます。 174 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 175 ◯12番(小島忠義君)  もう一件、これはマイナンバー関連の質疑をしたいと思うんですけれども、これは予算書で2つ分かれておると思うんですが、2款1項9目、79ページにある社会保障・税番号制度関連事業と2款3項1目、93ページにあります戸籍住民基本台帳関連費、この2つに入っておると思いますけれども、このマイナンバーに関連する事業としては、具体的な事業内容はどういうのがあるんでしょうか。 176 ◯委員長(笹栗純夫君)  大神企画秘書課企画監。 177 ◯企画秘書課企画監(大神哲広君)  まず、79ページの社会保障・税番号制度関連事業費5,129万6,000円分でございますが、こちらにつきましては、マイナンバー制度において本年7月から他自治体等との情報連携開始に伴いまして、セキュリティーを確保するために情報ネットワークを3系統、LGWAN接続系、マイナンバー利用事務系、インターネット接続系に分離するもの、またセキュリティー強化対策の一環といたしまして、福岡県内の市町村が共同で利用を予定しております福岡県自治体情報セキュリティークラウドの利用を開始するための経費を計上しております。  以上です。 178 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池市民課長。 179 ◯市民課長(友池重藤君)  2款3項1目の住民基本台帳関係費は、市民課のほうで所管をいたしておりますので、答弁をさせていただきます。  カードの交付関係が市民課のほうの所管になっておりまして、カードの普及を行うために広報活動の取り組みをしているところでございます。  広報いとしまへの掲載でありますとか啓発チラシの全戸配布、それからコンビニ広告も含めました公共機関等へのポスターの掲示、チラシの配架、それから市民課窓口での広報活動、市のホームページへの掲載等の取り組みを行っているところでございます。平成29年度につきましても、このような取り組みを普及に向けて継続していきたいと思っております。  また、個人番号カードの交付体制につきましては、平日の交付に加えまして休日交付、これは毎月第2日曜日に窓口を開けて交付をしております。また、平日の時間外におきましても、これは事前予約になりますけれども、5時15分から午後7時までの交付受け付けを行っているところでおります。  それからまた、新生児におきましては、市民課の窓口で新生児の写真撮影サービス、このようなことにつきましても昨年10月から行っておりますので、継続して行っていきたいと思います。  なお、個人番号カードの申請状況は約10%ということで、今、県内5位の状況でございます。  以上でございます。 180 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 181 ◯12番(小島忠義君)  市民課で交付を拡大する活動を、今、列挙してもらいましたけれども、それだけしながらまだ1割ということですよね。国はこれを盛んに広げたいということで、多分、助成金も今のネットワーク構築とかで来ておると思うんですけれども、平成29年度は交付枚数を率でいえばどれぐらいを見込まれておるんでしょうか。 182 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池市民課長。 183 ◯市民課長(友池重藤君)  平成29年度におきましては、30%程度を目標といたしております。 184 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 185 ◯12番(小島忠義君)  今までが1割だったのを3割とは、結構高いハードルと思うんですけれども、要は私、市民から見れば、大体マイナンバーて何かいなと。いろいろ新聞とかテレビでも説明しておるけれども、私自身もあんまり理解していなかったです。今も完全に理解しているとは思いませんけれども、じゃメリットを、今、広報活動をされているけれども、市民にとって、これはやっぱりカード登録しておかんと損するねとか、何かそういうメリットを今の広報活動の中に入れればもっと上がる可能性があると思うんですが、その辺の考えはいかがでしょうか。 186 ◯委員長(笹栗純夫君)  大神企画秘書課企画監。 187 ◯企画秘書課企画監(大神哲広君)  マイナンバー制度のメリットといたしましては、2点あると考えております。まず1点目が国民の利便性の向上、2点目が行政の効率化があると思います。  1点目の国民の利便性の向上につきましては、各種申請手続のため市役所や税務署など複数の機関を回って書類を入手し、提出していたものが、添付する書類が削減でき、手続が簡素化されるということ。  2点目の行政の効率化につきましては、年金や児童手当、生活保護、確定申告などの手続で情報の照合や転記に時間がかかっていた行政手続が正確で早くなり、結果として国民の利便性の向上につながるというふうに考えています。こういったメリットがあると考えております。 188 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。
    189 ◯12番(小島忠義君)  私、そんな言われても、なかなか実感としてメリットは感じにくいんですよね。  最近というか、いろんな書類をもらうときに、申請に行ったときにマイナンバーカードが要りますよということを言われるんですけど、ことしまでいいですと、私は免れたことあるんですけど、そういうのを厳格にね、もう国がこれだけ推奨しようとしているわけですから、マイナンバーがなかったら発行できませんぐらいの、逆にメリットというか、そうしないとだめだというような態度も、態度というか取り組みも必要じゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。 190 ◯委員長(笹栗純夫君)  大神企画秘書課企画監。 191 ◯企画秘書課企画監(大神哲広君)  先ほど言いましたメリット、制度等につきましては、わかりやすく市民の方々に知らせるように出前講座を行って周知徹底を行うとか、各種会合の中でお知らせ等をさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 192 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、黒田委員。 193 ◯14番(黒田公二君)  それじゃ、私のほうから3点お尋ねをします。  まず1点目ですが、69ページ、庁舎の耐震改修工事ですが、この耐震改修の内容ですね。内部からの改修なのか、それとも外部からの補強なのか、そういった内容と工期について、まず1点目お伺いします。  それから次に、75ページ、先ほど小島委員のほうから、ふるさと応援寄附推進事業がございました。ふるさと応援寄附金が2億8,000万円で、事業費が1億7,500万円、これは収支を見ると1億500万円ということになります。  だけども、糸島市民の方が他市町村にいわゆる応援寄附をされると、そうすると寄附の控除というのが出てきます。それを差し引いた、いわゆる糸島市のふるさと応援寄附金の実質的な収支が幾らになるのか、それが2点目。  それから、87ページ、その他諸費の中で空家等対策協議会委員報酬というのがあります。これは、空家の特措法が平成27年に施行されて、昨年3月に糸島市でも対策協議会というのが設置をされた。予算計上されている金額、これは何回分を予定されておるのか。  以上3点、お願いいたします。 194 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 195 ◯管財契約課長(野口治光君)  庁舎の耐震改修工事の件でお答えさせていただきます。  工事の内容につきましては、本館1階の東側、正面玄関側になりますが、そちらの外壁と1階市民課の執務室内の柱2本の補強工事を行います。  工事の内容としましては、東側外壁に補強用のフレームを取りつけ、内部の柱には補強材を使って補強する工事を予定しております。  工期につきましては、年内完了を目標に進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 196 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 197 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  ふるさと納税の実質的な収支でございますけれども、来年度分はまだはっきり、どれだけ寄附をされるか、そして控除があるかというのはわかっておりませんので、確定しております平成27年度分を例に説明させていただきます。  平成27年度では、寄附額が大体1億400万円ぐらいございました。そして、その分から経費が約5,500万円ぐらいあります。そして、それを除いたところが実質的な収支になるんですけれども、大体4,000万円ぐらいでございますが、そこから市県民税が、ほかのところに寄附をされた方がおられます。この方々が市内で1,400万円、市外に出された方が3,900万円ぐらいあります。ですから、これを引くことになるんですけれども、この分につきましては地方交付税措置があります。寄附で減額になった分の75%は地方交付税で見ますというふうになっておりますので、今回、平成27年度実績では、ここのプラスマイナスはゼロ、ほとんど変わらないという状況になっています。ですから、実質的に4,000万円が市の収入になっているというような状況でございます。  ですから、来年度分はちょっとまだわかりません。  以上でございます。 198 ◯委員長(笹栗純夫君)  樗木危機管理課長。 199 ◯危機管理課長(樗木芳秋君)  空家等対策協議会の開催回数でございますけれども、予定といたしましては年2回、7月、11月あたりを予定しておるところでございます。 200 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 201 ◯14番(黒田公二君)  耐震改修ですが、これは何カ月ぐらいかかるのか、いつから始まっていつ終わるのかということ。それと、当然、工事期間中というのは開庁されているわけですよね。来庁者に対する安全対策。それから、例えば駐車場ですね、駐車場も恐らく数台分、どれぐらいというのはわかりませんけれども、恐らく確保できないと思うんですが、その辺の対策についてが1点ですね。  それと、ふるさと応援寄附なんですが、ということは、今、1億500万円の収支が出ているわけですけれども、平成29年度も平成27年度を参考にすれば、ほぼ1億円程度の収支となるということになるんだろうかないうふうに思うんですが、その辺の確認ですね。  それと、ふるさと応援寄附というのは、当然それだけじゃなくて、地元経済の活性化という部分もありますよね。返礼品なんですが、返礼品は全て地元の産品なのかということと、金額ベースでいけば幾らぐらいの経済効果があるのかということですね。  それから、最後の空き家対策なんですが、これは特措法が施行をされて協議会ができて、現在までの相談件数、それから、例えば解体しなければいけないという対象物件と課題、これについてお伺いいたします。 202 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 203 ◯管財契約課長(野口治光君)  庁舎の耐震改修工事ですが、平成29年度に入りまして設計監理業務の委託を行います。その設計が終わり次第、改修工事のほうに入ることになりますので、工事自体が具体的にいつからかというふうなところは、まだ想定はできておりませんが、改修工事の完了は年内を目指したいというふうに考えております。  それからあと、工事期間中の来庁者等への影響でございますが、今予定しております工事の内容では、東側の外壁の工事を行います。開庁時も工事を行うことになると思われますので、市民の方が利用される窓口、それから業務に影響がないように、できるだけ配慮をしなければならないというふうに考えております。  それから、外側の工事の作業スペースが必要となりますので、黒田委員御指摘のように、駐車場部分には若干影響が出るかと思いますけれども、いずれにしましても市民、それから庁舎の利用の状況には最小限の影響にとどめるように工事は進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 204 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 205 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  ふるさと応援寄附の場合でございますけれども、市民からの寄附が、先ほど申しました同様の額であった場合はプラスマイナスゼロになりますので、議員がおっしゃるとおり、1億円の増収になるという形になります。  そして次に、2点目で地域の活性化につながるということでございます。  確かに記念品の分はもう地域の地元の産品を使っておりますので、その分は地域の活性化になります。  その金額でございますけれども、寄附金の半分でございますので、今回でいきますと1億4,000万円の効果が出るということになります。  そして、地元の産品ということでございます。返礼品は地元を使っております。特にあまおうでありますとか、糸島牛、豚、めんたいこ、そういったものが非常に多く出ているというような状況でございます。  以上です。 206 ◯委員長(笹栗純夫君)  樗木危機管理課長。 207 ◯危機管理課長(樗木芳秋君)  特措法以降の対応件数ということでございます。50件が対応件数でございます。  解体が必要な家屋ということで、これは正式な判定が必要かと思いますが、我々で見込んでおりますのが2件を見ておるところでございます。  あと、進める上での課題ということでございますけれども、問題となる家屋は相続の登記ができておらなくて、その相続を権利者が相続放棄をなされてあるケースが非常に多くございます。相手方としてどなたを所有者として対策を進めていくのか、そのあたりの限定に時間を要している現状がございます。 208 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 209 ◯14番(黒田公二君)  庁舎の件なんですが、西方沖の地震があって危険箇所はある程度修理をされたと思うんですが、昨年の熊本地震でさらに危険箇所がふえた可能性というのがあります。今回の耐震改修の中でそういった危険箇所まで調査をして、いわゆる修理等をされるのかどうか。  先ほどのふるさと応援寄附なんですが、1億4,000万円程度の経済効果があると。私が今思っているのが、例えば水産業、農産物、それとか肉とかいろいろあると思うんですけれども、そういった返礼品の発注がうまく分散されているかどうか。要するに、どこかに偏っていないかということを、ちょっと確認だけさせていただいて終わります。 210 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 211 ◯管財契約課長(野口治光君)  庁舎の工事の関係でございますが、現在、業者に委託をして改修計画の作業を進めております。  計画を進める中で、平成22年度に行っています耐震診断の結果をもとに、再度建物の現地の調査をしていただいて、工事が必要な箇所というのを選定していただいて、その内容で工事を進めるように現在進めておる状況でございます。  以上です。 212 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 213 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  返礼品の状況でございますけれども、先ほどあまおうとか糸島牛とか豚とか申しました。これをカテゴリー別というか種類別に分けますと、肉類が32.3%、野菜・果物が24.4%、加工品が12.9%、卵・乳製品が8.5%、魚介類が3.2%というふうにばらけております。ほとんどが本市の場合、農産物になっております。こういう状況でございます。 214 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、井上委員。 215 ◯18番(井上健作君)  それでは、予算につきまして質問をさせていただきます。  85ページ、2款1項15目.国際交流費につきまして御質疑をさせていただきます。  予算の中では165万6,000円ということでございます。そういった中で、国際交流協会補助金として152万円、大半が国際交流協会のほうに補助金、また委託をされている部分もあると思いますけれども、そういった中で、前も私はこの件につきましては御質疑をさせていただきました。協会、私も会員として会費を払っておりますけれども、そういった中で会員数というのがどのくらいの推移でなっているのか、それから事業内容について、まずは御質疑をさせていただきます。 216 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 217 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  国際交流協会の会員数でございますけれども、会員数は351名、個人が239名、家族が56名、事業者が39名、団体が17名というような状況でございます。  事業内容といたしましては、留学生との交流、世界の料理教室などのイベント、それとボランティアの登録・派遣事業、広報誌、ホームページなどの情報発信事業を行っているというところでございます。  以上です。 218 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 219 ◯18番(井上健作君)  今、350名を超す方が会員としてなられております。  こういった中で、なぜこの交流協会じゃなくて国際交流というのを糸島市が始めたかと。これは、私たちも参加したことがございますので、例えば、前原市の場合はエスカンディット市、それから中国、それから韓国が姉妹都市だったと思いますが、志摩町でも伊勢志摩の志摩町との姉妹都市等々があったと思いますが、これは行政がやはり一つの中心として我々の地域と、そして海外の都市との連携をしながら友好を深めていくというのが最大の目的であったと思います。  確かに、現在は日本に在住する外国人の方が大変ふえております。そういった中で、時代の変化というのは確かにあるんです。そういった中で、私は糸島に在住されている外国人の方、国別、多いほうからでも構いませんけれども、その辺の御質疑をさせていただきます。 220 ◯委員長(笹栗純夫君)
     阿部地域振興課長。 221 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  国際交流についてでございますが、なぜ始めたかということでございますが、これにつきましては市民の国際化を促す、醸成するということが目的でございます。  行政が中心となって姉妹都市とかそういう交流も行っておりましたけれども、合併をいたしまして、その後に糸島市国際交流基本計画というのを策定させていただいております。  この分では、特に重点的には外国人が暮らしやすいまちづくりということで市内における交流、またその中でも留学生との交流あたりをメインにやっていくということで明記をさせていただいているところでございます。  なお、現在、外国人の国籍別の住民基本台帳でございますが、2月末現在で728名となっております。一番多いのがベトナムの166名、2番が中国の132名、次が朝鮮・韓国の128名という順になっております。  以上でございます。 222 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 223 ◯18番(井上健作君)  700名を超す外国の方が留学なり、この前、テレビにも映っておりました語学研修で来られ、大変私も感心しましたけれども、そういった中で、時代背景の中で変わってきた。じゃ、なぜ姉妹都市が結ばれたのか。やはりその現状については、全然我々には伝わってこない部分がございます。  確かに志摩町は、あそこも合併をいたしまして伊勢志摩のほうですが、そことはもうやっていないというのは、この前の質疑の中で私はお伺いしたと思うんですが、そういった中で、やはり今後、今までしていたものをどう整理をするのか、またどのように対応するのか。中途半端では国際交流を目指すということで、考え方は変わりまして在住されている外国の方が住みやすいまちをつくるんだというのは大変結構でございますけれども、やはりある程度の整理をしないと、この辺のところがやはり市民には理解できないことがあると思うんですが、今まで姉妹都市を結んだ国、都市との関係についてお伺いしたいと思っております。 224 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 225 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  まず、アメリカのエスカンディット市との交流につきましては、相手側の姉妹都市委員会に予算がなくなったということ、それと委員が高齢となって活動ができていないという状況で平成19年の訪問以来、交流がとまっているという状況でございます。  また、中国上海市青浦区との交流につきましては、糸島市誕生記念式典までぐらいは来られておりましたけれども、その後、日本と中国の関係がございまして、尖閣とかの問題がありまして以降、協議が進んでいないという状況でございます。  それで、今後の対応といたしましては、姉妹都市、友好都市の交流については、ちょっと友好都市の協定を締結したときと現在と状況が変わってきております。両市民が交流を心から歓迎するというような意識のもと、安心して参加できる状況になることが前提と考えておりますので、現状では国際情勢等の推移を見守りながら慎重に検討をさせていただきたいというふうに考えております。 226 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 227 ◯18番(井上健作君)  言っていることはわかるんですよ。しかしながら、今、課長が答えているのは、前回、もう2年ぐらい前になりますが、お尋ねしたときと同じなんです。  だから、私は国際情勢等々もありますけれども、国際情勢がある中でも市民との交流というのはできるわけです。  だから、私はもうこの際、合併して7年越しました。やはり姉妹都市との見直し等々については、もう少し素早く、そして、やはりこれだけ外国の方が日本に来られ、糸島市にも来られておりますので、ぜひともね、その辺の考え方の整理をされて、いち早く私はこの件につきましては整理をしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょう。 228 ◯委員長(笹栗純夫君)  馬場企画部長。 229 ◯企画部長(馬場 貢君)  国際交流のあり方の分でございますけれども、友好都市、姉妹都市の関係につきましては、合併のときにそのまま引き継ぐという形にはなっておりますけれども、先ほど担当課長が答弁したとおりに、なかなか実際の交流というものは進んでいないという状況でございます。  そういう中で、今、井上委員申されましたとおり、市内には、先ほど言われました日本語学校、また就労のために滞在してある外国人の方も多数おられます。そして、九州大学の留学生等も多数住んであるというふうな状況があります。  そういう中で、市民レベルの交流だとか、また子供たちに国際感覚を身につけさせるだとか、それとか、今は九州大学の留学生に国際観光大使になってもらって、糸島自体を海外に宣伝もしていただいておるというふうな状況がございます。  そういう中で、今後の国際交流のあり方について、姉妹都市、友好都市の整理も含めて、早急に検討をさせていただきたいと。そういう中で、真の国際交流が何なのかというふうなところを突き詰めていきたいというふうに思っております。  以上です。 230 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 231 ◯18番(井上健作君)  ありがとうございます。ぜひとも、そのような方向で行っていただきたいと思います。  もう一点、ページ数が93ページ、2款3項2目、住居表示の整備事業費で45万1,000円の予算がついております。こういった中で、住居表示の整備に関する委託費ですが、30万3,000円、これぐらいでできるのかなと私は思っております。  それで、この前もこれを質疑させていただきまして、加布里地区が前の計画にあったのにやっていなかったということも含めまして御質疑をさせていただきますけれども、今回対象としてあるのは、当然、加布里地区だと私は思っておりますが、場所、戸数等についてお伺いしたいと思っております。 232 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池市民課長。 233 ◯市民課長(友池重藤君)  今、委員がおっしゃいました30万3,000円の分でございます。住居表示整備委託費でございますが、これは既存の既に実施しているところの新しく家が新築したりとか、そういった部分での住居表示整備台帳の修正業務、それから維持管理業務の部分の委託料でございまして、新たに実施する分の委託料ではございません。 234 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 235 ◯18番(井上健作君)  それは、今現在、設定をされてもう整備が済んでいるところの修正とか、壊れてなくなったとか、そういったのの費用ですか。もう一度、確かめます。 236 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池市民課長。 237 ◯市民課長(友池重藤君)  今おっしゃいましたように、既に実施している地域の維持管理業務の委託でございます。 238 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 239 ◯18番(井上健作君)  それは、もう当然いいと思いますよ。しなければいけません。しかしながら、今現在たくさん、今決められたところの空き地に家がたくさん建っております。そういった関係の私は部分だと思っておりますけれども、それじゃ前質疑した加布里、今後しなければいけない、志摩地区にもございます。それから新しくできる伊都の杜等の関係は、今後どのように考えていらっしゃるんですか。これについてお伺いします。 240 ◯委員長(笹栗純夫君)  友池市民課長。 241 ◯市民課長(友池重藤君)  新しく住居表示の整備につきましては、旧前原市におきまして平成8年から平成18年まで実施をしておりまして、その後の今おっしゃいました加布里校区部分については、財政的な関係から凍結されたような状態になっておりました。  今後の問題ですが、1つは前原東土地区画整理事業の部分が平成30年度に換地処分が行われるということ、それから平成27年6月に加布里校区から未実施地区の実施の要請が行われたということ、それから新たに合併後の糸島市として志摩地域、二丈地域も含めた住居表示をどうやっていくかということで、平成28年度に住居表示審議会等に諮問をいたしまして、糸島市としての住居表示の実施基準を策定させていただきました。  今回の当初予算では、実施区域あたりを決定するための住居表示審議会を開催するための部分について要求をさせていただいておるところでございます。今後につきましては、それを受けまして、平成29年度になりまして、実施区域等の議案につきまして議会のほうに上程をさせていただいて、それから本格的な実施に向けて進めていきたいというところで計画して準備をさせていただいているところでございます。 242 ◯委員長(笹栗純夫君)  井上委員。 243 ◯18番(井上健作君)  これで最後にしますけれども、やはり前言ったときに、これは早速しなければいけないという、私は執行部の考えだったと思っております。特に加布里地区、平成18年に、それからずっと凍結したということですが、余りにもこれはひどい。何のために計画を立てて実施しているのか。やはり実施計画を見て、これは当然できるんだなとか我々は思いますよ。しかし、市民にとってここも本当はあったと。だから、加布里から要請が来たんです。この辺のところをもう少し行政の方々は、きちっと計画は計画としてやらなければいけない。変更があれば、あったように説明をするのが当然だと私は思っております。  今、課長がおっしゃいましたように、今年度この審議会をして、何ば審議するっちゃろうかと思いますけどね、そりゃ戸数とか場所とか決まるでしょう。まずは、やはり加布里を落としたんだったら加布里をまずやって、平成30年度には伊都の杜ができます。ここもすぐしなければ、あそこにおられる方が大変困りますので、ぜひともこれを要望して質疑を終わらせていただきます。 244 ◯委員長(笹栗純夫君)  答弁要りませんか。(「要らん」と呼ぶ者あり)  ここで暫時休憩といたします。  なお、再開は午後13時ちょうどといたします。       (午前11時53分 休憩)       (午後0時56分 再開) 245 ◯委員長(笹栗純夫君)  再開します。  各委員に申し上げます。質疑につきましては、議題の範囲を超えないよう質疑の項目を明確にして、かつ簡潔に行っていただきますようお願いいたします。  あわせまして、答弁につきましても、質疑内容確認の上、簡潔にお願いをいたします。  午前中に引き続き質疑を続けます。高橋徹郎委員。 246 ◯3番(高橋徹郎君)  予算書の264ページから質疑をさせていただきます。  ここの264ページは職員の数と、それから人件費ということで計上してありますので、ここの総務のところで質疑をさせていただきます。  職員の本年度が493人、前年度が496人となっておりますが、平成25年からの職員数の変化と、それと時間外勤務手当、ここの金額が毎年予算としては金額が出ているんですけれども、平成25年度からの時間外勤務手当の合計が幾らになっているのか、そして1人当たりの時間外勤務手当が大体幾らになっているのかをお願いいたします。 247 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 248 ◯総務課長(末松隆明君)  ここの給与費明細につきましては、一般会計のみということになっておりますけれども、全職員でお答えするような形でよございますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)  それでは、平成25年度の時間外勤務手当が2億4,240万円、職員数が579名、1人当たりの時間外勤務手当が41万8,600円。平成26年度が時間外勤務手当の総額が2億4,032万円、職員数が574人、1人当たりが41万8,600円。平成27年度が2億5,008万円、職員数が567人、1人当たりの時間外が44万1,000円となっております。  以上でございます。 249 ◯委員長(笹栗純夫君)  高橋委員。 250 ◯3番(高橋徹郎君)  平成25年度と平成26年度は41万8,600円で同じ金額だったということですね。  それと、前年度は職員の数が496名になっておりますが、全職員だと何名で、それで1人当たりの金額だと幾らになるのかもお願いいたします。 251 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 252 ◯総務課長(末松隆明君)  平成28年度につきましては、ちょっと確認をさせていただきますので、時間をいただきたいと思います。平成28年度予算でということでございますよね。(「はい」と呼ぶ者あり)ちょっと確認をさせていただきます。 253 ◯委員長(笹栗純夫君)  高橋委員。 254 ◯3番(高橋徹郎君)  ここに載っております本年度の職員数が493名、前年度の職員数が496名で、時間外勤務手当が2億2,851万6,000円と、前年度の2億2,601万6,000円で、職員数で割りますと本年度が46万4,000円、前年度が45万6,000円となりまして、平成26年度からの数字で行きますと、平成25年度からこの時間外勤務手当が要はちょっとずつふえているというようになります。  職員数は減らしているんだけど、時間外勤務手当がふえている。その辺でワーク・ライフ・バランス的に糸島市の時間外勤務手当がふえている、残業が多くなっているということと、職員数を減らしているということで、ちょっと働き方に無理が来ているのではないか、いらっしゃる正職員の方に負担が重くかかっているのではないかというふうに見受けられるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
    255 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 256 ◯総務課長(末松隆明君)  職員の1人当たりの超勤時間ということで見てみますと、平成25年度が158時間、平成26年が163時間、平成27年が168時間と、今、御指摘されたように年々少しずつ増加をしておるというところでございます。  各課の繁忙期には、特に月100時間を超えるような時間外勤務を行っておる部署もございます。業務を終わらせるために、繁忙期には、今言われるように無理をしているという部分はあるんじゃないかというふうには考えております。 257 ◯委員長(笹栗純夫君)  高橋委員。 258 ◯3番(高橋徹郎君)  それでは、職員の削減というのは、今からもまだ計画どおり行っていくのか、そのときの職員のワーク・ライフ・バランスのとり方というのを進めていくということで以前お話を聞いたような気がするので、その観点からワーク・ライフ・バランスをどのようにとっていくのか、その点についてお願いいたします。 259 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 260 ◯総務課長(末松隆明君)  職員の削減につきましては、合併当初の目標がございます。それに向けて、削減をしていくということで考えております。  ワーク・ライフ・バランスの実現に向けては、業務の見直しを含めまして、働き方、業務の進め方についても検討をしていかなければいけないというふうに思っております。  それと、職員削減の対策の一つとしまして、平成29年度からは再任用の短時間職員を任用したいというふうに思っております。これによりまして、超勤削減の対策としていきたいというふうには思っております。  以上でございます。(「はい、いいです」と呼ぶ者あり) 261 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、柳明夫委員。 262 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、2款.総務費について質疑をさせていただきます。  まず、73ページ、1項7目になりますか、九州大学キャンパス周辺まちづくり調査委託で938万7,000円が計上されております。  特に私、この点について、まちづくりと一体となった交通システムの調査委託と、これが重点であるような説明資料をいただいておりますので、この交通システムというふうに書かれますと、例えばバスを増便するとか、路線を新たにつくるようにバス会社と話し合っていくとか、そういうふうなものではなくて、何かもっと大々的なというふうなイメージも受けるわけですけれども、これが一体どういうふうな検討になっていくのか、そこをまずお伺いしたいと思います。 263 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 264 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  この前原北部のまちづくり推進事業の業務委託でございますけれども、平成29年度につきましては、本年度、九州大学の坂井先生のほうとワークショップなどやって、3回ワークショップをやりまして出された意見、要望をもとに、モノレールとかそういった新たな交通機関も必要ではないかと、公共交通のアクセスに関する調査が必要ではないかということで、この交通アクセスの調査と沿線のまちづくりに関して調査を行うものでございます。 265 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 266 ◯5番(柳 明夫君)  今、モノレールというお言葉がはっきり出たわけですけれども、要するに鉄道、軌道という類いに入ると思いますね。それを考えますと、後年度に財政措置が相当必要になってくると思うんですが、モノレールの可能性に絞って検討していく、調査していくということであると、これはそう考えてよろしいわけですか。 267 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 268 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  今、モノレールと申しましたのは、あくまでこのワークショップでの希望でございますので、周辺のまちづくりと合わせて百年の大計ということで、いろいろな方策を探っていくということでございます。 269 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 270 ◯5番(柳 明夫君)  いろんな方策も探っていくということで、モノレールに特化したわけではないと。ですから、この調査の結果で、ちょっとモノレールはどうかなというふうになる場合もあり得るということであるわけですね。 271 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 272 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  そのとおりでございます。 273 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 274 ◯5番(柳 明夫君)  前原北部となりますと、大体泊地域から志摩地域まで含んでいくわけですね。この住んでいる皆さん、住民の皆さんの要望として強いのは、特に志摩地域の北部、ここに対する公共交通の便が非常に悪いと。例えば夜6時を過ぎると、もうバスの便もないと、そういうふうな声が結構強くあります。そういうことも含まれた対策というふうになっていくかどうか、それはそうならないんでしょうか。 275 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 276 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  今回の事業につきましては、あくまで前原北部地域ということで考えております。 277 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 278 ◯5番(柳 明夫君)  そうすると、ただ九州大学周辺まちづくり調査委託、これは例えば志摩の馬場の地域ですとか、そういうところもかかってくるわけですが、しかしそれは前原北部であって、志摩の北部は今回の委託調査については関係ないということなんでしょうか。 279 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 280 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  失礼いたしました。前原北部というのは中心ということでございますので、今回のワークショップにつきましても志摩地域の方もオブザーバーとして入ってきていただいて、協議はさせていただいております。  以上です。 281 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 282 ◯5番(柳 明夫君)  その点は了解をいたしました。  次に、同じ73ページですけれども、九州大学学術研究都市推進機構補助金697万2,000円が計上されているわけです。この九州大学学術研究都市推進機構、これオーパックと呼ばれるものだと思うんですけれども、どういう団体で構成されて、何を目的にどういう活動をしているのか、これをちょっとお尋ねしたいと思います。 283 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 284 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  公益財団法人の九州大学学術研究都市推進機構、通称オーパックと言っておりますけれども、ここにつきましては、九州大学近辺の学術研究都市を推進するために、学研都市をつくるためにつくられたものでございまして、構成は九州大学、福岡県、福岡市、糸島市、経済界でございます。  そして事業でございますけれども、4つほどございまして、学術研究に対する広報活動の事業でありますとか、産学官の共同研究による研究の開発、それと産学連携した交流支援、研究機関等の立地支援事業などを行われているところでございます。 285 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 286 ◯5番(柳 明夫君)  経済界というのは、どういうところを指しますか。 287 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 288 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  主に九州で活動されている経済界でございますが、具体的には九州電力さんでありますとか、九州旅客鉄道さん、九電工さん、福岡銀行さん、西日本鉄道さん、福岡地所さんなどでございます。 289 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 290 ◯5番(柳 明夫君)  今、お話聞きますと、九州の経済界の代表格の企業、いわゆる俗に七社会と呼ばれるような、そういう企業の皆さんがここに入っている。それぞれが、これはお金を出し合って、負担し合って運営されていると。そのうち糸島市が今回は697万2,000円負担しているということですけれども、もしわかればですが、全体でどのくらいの予算で毎年運営されているのでしょうか。おわかりになりますか。 291 ◯委員長(笹栗純夫君)  馬場企画部長。 292 ◯企画部長(馬場 貢君)  今、資料を持ってきておりませんので、調べて後でお答えをさせていただきます。 293 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 294 ◯5番(柳 明夫君)  済みません、よろしくお願いいたします。  それで、先ほど4つの事業というお話がありましたけれども、具体的に糸島市の北部のまちづくりとかかわるようなもの、これは今年度予定されていますか。 295 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 296 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  今年度というのは平成29年……(「はい、平成29年です」と呼ぶ者あり)  平成29年度でこの学術研究都市の分ではありませんけれども、関連する事業としては今から計画をしていきたいというふうに考えております。 297 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。末松総務課長。 298 ◯総務課長(末松隆明君)  先ほど平成28年度の時間外の手当関係について答弁をしておりませんでした。
     それで、平成28年度予算につきまして、これ全職員分になりますけれども、時間外手当の金額が2億6,500万円、職員数については561人、1人当たりに直しますと47万2,400円となります。  以上でございます。 299 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 300 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  オーパックの事業活動の分でございます。  おおむね6,500万円ぐらいでございます。 301 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、藤井芳広委員。 302 ◯1番(藤井芳広君)  2款.総務費から4つの項目について質疑いたします。  予算書67ページ、2款1項6目、庁舎維持管理費の中の光熱水費のうち、電気料金についてお聞きいたします。  平成29年度より契約先が九電から新電力に変更になっているかと思いますが、入札により契約相手先が決まった経緯について、いつ、どのような条件で入札し、何社の応募があり、結果的にどこと契約することに決まったのか、あわせてお聞きいたします。 303 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 304 ◯管財契約課長(野口治光君)  新電力の入札につきましては、入札告示を平成29年、ことし1月6日に行っております。入札日は2月23日に実施をしまして、入札の方法として、条件つき一般競争入札で実施をしております。  入札に応募された業者の数ですが、4社応募がありました。入札の結果、落札されたのはエネサーブ株式会社が落札をされております。  以上です。 305 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 306 ◯1番(藤井芳広君)  それでは、新電力に契約したことによる財政的効果についてお聞きいたします。 307 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 308 ◯管財契約課長(野口治光君)  エネサーブ株式会社に切りかえることによっての財政効果ですが、まず電気料金の削減が見込まれます。  今年度の市役所本館、新館の使用予定の電力量から想定しますと、年間1,380万円程度の電気料が990万円程度になるのではないかというふうに見込んでおります。そのため、約390万円程度、パーセンテージにしますと約28%の電気料金の削減が見込まれるのではないかというふうに考えております。  以上です。 309 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 310 ◯1番(藤井芳広君)  では、新電力との契約による二酸化炭素の削減見込み、先ほどの条件つき契約の条件の中に二酸化炭素削減量が入っているかと思いますが、二酸化炭素の削減見込みについてお聞きいたします。 311 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 312 ◯管財契約課長(野口治光君)  入札に付す際の条件として、他の官公庁の同規模以上の実績があること、それから二酸化炭素の排出量として、1キロワットアワーの電力をつくる過程でのCO2の排出量が九州電力の排出量0.528キログラム以下であることを条件として入札をしております。  その結果なんですが、平成27年度実績として、経済産業省に報告をされていますエネサーブ株式会社の二酸化炭素調整後の排出係数ですけれども、1キロワットアワー当たり0.130キログラムとなっております。現在契約しています九州電力の係数が0.528キログラムとなっておりますので、その割合から判断しますと、約75%程度の二酸化炭素の排出量が削減されるのではないかというふうなところで考えております。 313 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 314 ◯1番(藤井芳広君)  契約の期間が1年と事前に聞いておりますが、契約終了後はどうするのか、より環境に配慮した契約としていかれるのかどうかを含めてお聞きいたします。 315 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 316 ◯管財契約課長(野口治光君)  今回、新電力の契約を行いまして、5月から切りかえていきますけれども、今後の契約満了後の入札については、二酸化炭素の排出削減というふうなところで、今後は未利用エネルギーの活用状況や再生可能エネルギーの導入状況など、環境配慮契約法に基づいて検討をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 317 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 318 ◯1番(藤井芳広君)  より安く、かつ、より環境に配慮した電力を使うというのは、市にとっても持続可能であり、市民にとっても安心・安全につながると思いますので、ぜひ今後もより環境に負荷の少ない電力会社と契約ができるよう、検討を重ねていただきますようよろしくお願いします。  では次に、予算書69ページ、2款1項6目、同じく庁舎維持管理費の中の庁舎耐震改修工事についてお聞きいたします。  耐震改修をする本館は建てかえが予定されていると思いますが、それにもかかわらず今回耐震改修をされる理由について、まず初めにお聞きいたします。 319 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 320 ◯管財契約課長(野口治光君)  本館の耐震改修工事ですけれども、昨年の熊本地震でも庁舎が倒壊し、防災拠点機能や行政機能が停滞した事例が見られました。新庁舎建設を目指して現在作業を進めておりますけれども、まだ時間を要するような状況でございます。その間に、大規模地震が発生した場合のことを想定すると、耐震改修工事は必要であるというふうに考えております。  なお、新庁舎の計画も進めておりますので、二重投資とならないよう、改修工事については必要最小限で行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 321 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 322 ◯1番(藤井芳広君)  熊本地震を受けて、市民の安全にはかえられないということで耐震改修されるということは理解いたしました。  そうであれば、ただいま改修費用削減という話もありましたが、よりコストが少なくなるような工法、よりコンクリートの量が少なくなるような工法となるよう検討されたのかどうか、お聞きいたします。 323 ◯委員長(笹栗純夫君)  野口管財契約課長。 324 ◯管財契約課長(野口治光君)  改修工事を行うに当たって、工法の選定につきましては、まず十分な耐震補強となること、それから工事中に市民の利用や窓口業務への影響が少ないこと、それと工事期間が短いこと、そして工事費が高額にならないこと、こういったあたりの要素を鑑みまして、工事の工法については検討をいたしました。  以上です。 325 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 326 ◯1番(藤井芳広君)  わかりました。  では、次の項目、予算書71ページ、2款1項6目、公共施設マネジメント推進事業費の中の建物調査委託についてお聞きいたします。  この事業は、特に早急に検討が必要な建物について、老朽度の診断及び長寿命化の可否の調査を実施される事業とのことで、4から8の施設で実施されるとのことですが、対象となる施設を今後どのような視点で選定されていくのか、お聞きいたします。 327 ◯委員長(笹栗純夫君)  山崎財政課企画監。 328 ◯財政課企画監(山崎義人君)  調査対象施設の選定につきましては、総合管理計画の第1期に大規模改修、更新の時期が到来する施設、施設が持つ機能を今後も維持していく必要がある施設、施設の複合化、集約化、長寿命化の検討が必要な施設、これらを基準に今後検討し、決定していくこととしております。 329 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 330 ◯1番(藤井芳広君)  では、それらの選定した施設に対して、具体的にどのような調査をするのか、調査の内容と方法についてお聞きいたします。 331 ◯委員長(笹栗純夫君)  山崎財政課企画監。 332 ◯財政課企画監(山崎義人君)  方法につきましては、専門業者への委託で実施いたします。  1次調査としまして、施設内外を目視及び触診、打診により調査を行い、施設の劣化状況の把握を行い、1次調査の結果から、より詳細な調査が必要と判断される施設につきまして、2次調査を行います。  2次調査につきましては、必要に応じ、建物の赤外線調査、強度調査などを実施する予定でございます。 333 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 334 ◯1番(藤井芳広君)  では、それらの調査の結果を今後のアクションプランや施設方針にどのように活用されていくのか、お聞きいたします。 335 ◯委員長(笹栗純夫君)  山崎財政課企画監。 336 ◯財政課企画監(山崎義人君)  施設の長寿命化、複合化、集約化が可能かどうかの判断材料とし、委員言われますように、平成30年度まで作成します第1次のアクションプランの中で反映させていきます。  以上です。 337 ◯委員長(笹栗純夫君)
     藤井委員。 338 ◯1番(藤井芳広君)  この公共施設の統廃合については、市民生活への影響も大きく、市民の関心も非常に高いものですので、丁寧な説明が必要かと思いますが、これらの調査の結果を住民にどのように説明し、理解を得ていくのか、その方法についてお聞きいたします。 339 ◯委員長(笹栗純夫君)  山崎財政課企画監。 340 ◯財政課企画監(山崎義人君)  今回の建物調査の結果だけを市民の方に説明していく予定はございません。  調査は施設の方針決定の材料の一つですので、今後、アクションプランの策定段階で各施設の方針の説明の中で行っていき、市民の皆様の理解を得たいと考えております。  以上です。 341 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 342 ◯1番(藤井芳広君)  わかりました。  今回の調査は決定の材料の一つということで、恐らく調査結果が出るよりも前に説明を逐次されるということだと理解しましたので、次に移ります。  予算書77ページ、2款1項7目、移住・定住促進事業費の中の地域コーディネーター報償費についてお聞きします。  地域コーディネーターを平成29年度からは新たにふやして10校区に設置するとのことですが、地域コーディネーターにはどのような方になっていただくのが適任だと考えておられるか、これまでどのような方になっていただいており、平成29年度はどのような方にお願いしようと考えておられるか、お聞きいたします。 343 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 344 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  地域コーディネーターにつきましては、地域の活動や地域の決まり事、買い物、通院状況などの生活密着状況の提供を行う必要がございますので、その地域に住まわれている方で実情に詳しい方が適任だというふうに考えております。  それで、平成29年度もこれに準じた形で地域のことがよくわかった方にお願いしたいというふうに考えております。  以上でございます。 345 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 346 ◯1番(藤井芳広君)  では、この地域コーディネーターを設置することによる効果について、過去の相談件数や定住につながった実績なども含めてお聞きいたします。 347 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 348 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  地域コーディネーターの相談件数は何件かということでございますが、実際に地域を案内した方の数で答えさせていただきます。  2月末現在で、3校区で33件でございます。そして、相談件数のうち定住につながったのは2組5名でございます。  以上でございます。 349 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 350 ◯1番(藤井芳広君)  では、これまで定住コーディネート事業によって見えてきた課題と、それを今後の事業にどう生かしていかれるのか、お聞きいたします。 351 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 352 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  平成28年度からこのコーディネーターを配置いたしまして、移住希望者を案内しておりますけれども、この移住希望者は30代から40代の子育て世代の方が多うございまして、小児科などの医療機関、小学校などの子育て情報などを求められておられました。そのために地域で楽しく暮らしているような女性の方々の目線、女性の体験談が非常に30代から40代の奥様の心に響くようでございました。そういうことから、女性目線というものの重要性がわかりました。これが課題と思っております。  そこで、来年度はできる限り女性のコーディネーターができないかということで、今後、配置していきたいと。そして、1人体制ではなくて、2人体制での配置も可能とするような体制でやっていきたいというふうに考えております。 353 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤井委員。 354 ◯1番(藤井芳広君)  この移住を希望される方は、必ずしも1つの校区に限定して希望されるわけではないと思いますので、地域コーディネーター同士の連携や交流をし、情報の共有や課題の共有をしていくことが重要だと考えますが、そのようなことも今後考えておられるかどうか、お聞きいたします。 355 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 356 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  地域振興課といたしましても、地域コーディネーター同士の情報交換や交流の場は必要であると考えております。  そのため、市の定住嘱託員を中心といたしまして、事務内容の説明はもちろんのこと、情報交換の場なども設定いたしまして、移住者を快く受け入れられるような体制を整備してまいりたいというふうに考えております。 357 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、伊藤千代子委員。 358 ◯17番(伊藤千代子君)  83ページです。  男女共同参画社会の推進事業費ということで、1,066万7,000円、その中で女性相談員の報酬というのがあります。これは440万4,000円となっておりますが、糸島市内におけるDVとかの相談等の状況がこれでわかると思いますが、相談件数とか、あるいは相談の内容等についてはどのようになっておりますでしょうか。 359 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 360 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  平成27年度の件数でお答えさせていただきたいと思うんですが、総件数につきましては、延べ791件でございます。  内訳といたしましては、DVに関するものが146件、離婚に関するものが80件、その他のものが565件でございます。  以上でございます。 361 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 362 ◯17番(伊藤千代子君)  一口にDVといっても、いろいろあると思います。暴力から暴言から、内容等についてはどのようなふうになっておりますか。 363 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 364 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  DVにつきましては、配偶者、あるいはパートナー、交際されている方と申しましょうか、の暴力やセクシュアルハラスメント、あるいはストーカー行為等々がDVの関係になっております。  以上です。 365 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 366 ◯17番(伊藤千代子君)  こういう場合、女性相談員の方の相談能力というか、解決能力とかがとても大事でしょうし、また解決への道筋というのもあると思いますが、どのような形で解決の相談に乗ってあるのかをお願いします。 367 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 368 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  相談員につきましては、2名配置しております。  女性相談、あるいはDV相談事業の自治体での経験がある方、あるいは臨床心理士、あるいは社会福祉士等々の資格をお持ちになっている方々が相談業務に従事されております。  あと、各関係機関、福岡県、あるいは警察署等とも連携をとりながら事業を進めさせていただいているところでございます。  以上です。 369 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 370 ◯17番(伊藤千代子君)  それらの中で、例えば警察とかに相談して解決に乗ってもらったとか、あるいは女性を一時避難させるようなこともしながら解決に向けてとか、こういうことになると結構深刻ですけれども、糸島市においてもそういうような事例もありましたでしょうか。 371 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 372 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  事例としてはございました。  以上です。 373 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 374 ◯17番(伊藤千代子君)  子供たちが、やはり親のDVを見て傷つくとか、それ自体がまた虐待につながったりすることもありますので、今後やはりそういうことがなくなっていくようになってほしいなと思いますが、市に相談してよかったと思えるようなことになってほしいと思うんですけれども、簡単にはいかないと思いますが、相談件数が大体800件近い中で、市だけでは解決できませんけど、その辺の解決できたというようなところはどれくらいありますか。 375 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 376 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  済みません、具体的な数字は把握しておりませんけれども、内容によっては相談が完結するという部分はございます。  以上でございます。
    377 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 378 ◯17番(伊藤千代子君)  具体的にはなかなかお聞きしにくいところがあるのであれなんですけれども、まずは話を聞いてくれる場があるということが大事だと思いますが、それについての、今、市役所のトイレなんかにはいつも置いてありますけれども、ほかに啓発的なことでは何か工夫をしているようなことがありますか。 379 ◯委員長(笹栗純夫君)  簡牛人権・男女共同参画推進課長。 380 ◯人権・男女共同参画推進課長(簡牛正幸君)  周知につきましては、市の広報、ホームページ、あるいは出前講座による周知を図っておるところでございます。  また、先ほどお話いただきましたカードにつきましても、トイレに108施設置かせていただいて、そちらをごらんいただいているという状況でございます。  以上です。 381 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 382 ◯17番(伊藤千代子君)  はい、わかりました。  まだまだ女性が男女平等といってもなかなかやっぱり立場の弱いというか、か弱いと言ったら言い方がおかしいですね、そういう弱い立場の女性の力になっていただきたいなというふうに思います。  それから次、59ページなんですけど、ここに委託料の中に職員のメンタルヘルスの相談委託で181万8,000円とありますが、どこに委託をして、どういう相談を受けて、どういうふうな結果になっているのかということを伺います。 383 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 384 ◯総務課長(末松隆明君)  このメンタル委託につきましては、職員のメンタルヘルスの相談あたりをジャパンEAPシステムズというところに平成28年度は委託しております。  臨床心理士、精神保健福祉士等の有資格者が相談に乗ってくれるというものでございます。  相談件数につきましては、平成27年度の実績で109件の相談があっております。  この内容につきましては、個人情報がございますので、市のほうに直接相談内容等の報告はできないようになっています。それで、何件解決したというところまでの把握はしておりません。  以上でございます。 385 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 386 ◯17番(伊藤千代子君)  この件と、また例えば市の職員のメンタルな部分での休業とか、それとはまた直接的には関係がないかもしれませんが、そういう状況もわかりますか。 387 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 388 ◯総務課長(末松隆明君)  これを委託しておるところについても、例えば休職者あたりからの相談という部分も受け付けております。  今言われたのは、休職者の状況でよろしいですかね。3月1日現在の休職者につきましては、病休職者7名というふうになっております。  以上でございます。 389 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 390 ◯17番(伊藤千代子君)  先ほどから職員の数のことが言われておりましたけれども、職員が健康で働ける状況がないと、なかなか力を発揮するのが難しいと思うんですよね。  先日の消防にあるように、ああいうことが10年もパワハラがあっていても気がつかないような状況では、やっぱり市民的にはそれで学校のいじめがなくせるのとか、社会のいじめがなくせるのと思うわけですよね。  庁舎の中においても、やはりそれは同じだと思うんですけれども、このメンタルヘルスの相談は、今おっしゃったような状況であれば、例えば上司とかに気軽に庁内での職員のパワハラを相談できたり訴えできたりするような体制はここの委託の中にあるんですか、それとも庁舎の中できちっとつくっているということですか。 391 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 392 ◯総務課長(末松隆明君)  ハラスメントの防止につきましては、市の庁舎のほうにハラスメント相談員というのを配置しておりまして、その相談員が直接相談を受けるという制度を持っております。  それとあわせまして、相談サポートラインということで、これは顧問弁護士のほうにお願いをしておるんですが、法令遵守とか適格性を欠くような行為を発見した場合は、その弁護士のほうに直接通報するという制度も設けております。  以上でございます。 393 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 394 ◯17番(伊藤千代子君)  庁舎のやっぱり職員同士の中だけじゃなくて、例えば皆さんは私たち議員とも接しておられます。そういう意味では、例えば私が退職した職員あたりから、やっぱり議会に呼ばれて、机をたたいて怒鳴られたとか、いろんな経験をしている職員がいるわけですよね。ですから、そういうことも含めて、きちんと相手が誰であれ、どういうふうな、暴言を受けた場合でもきちっと庁舎内でそれを把握して、上司がきちんと守るというようなことができるような体制にするというのが私はとても大事だと思うんですが、そういうことも含めて今なさっているんでしょうか、消防のことも受けて。 395 ◯委員長(笹栗純夫君)  末松総務課長。 396 ◯総務課長(末松隆明君)  当然、職員が働きやすい職場をつくるというのは当然のことだと思います。そういうふうな形で進めさせていただいております。 397 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、波多江貴士委員。 398 ◯2番(波多江貴士君)  先ほど黒田委員も取り上げられました75ページのふるさと納税について関連なんですが、こちらは返礼品の選定は委託先に一任されている形になりますでしょうか。 399 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 400 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  委託先に一任をしている部分と本市で独自にお願いしている部分とございます。 401 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 402 ◯2番(波多江貴士君)  そこは定期的な打ち合わせをしながら、こちらの意向も酌んでもらっているという形になりますか。 403 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 404 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  はい、そのとおりでございます。 405 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 406 ◯2番(波多江貴士君)  では、そのいろんな品々があると思うんですが、それの仕入れ先に関しては委託先が決めているという形になりますか。 407 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 408 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  委託先と言われるのは、どちらのほう…… 409 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 410 ◯2番(波多江貴士君)  サイトを運営しているところですね。 411 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 412 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  失礼しました。  委託先が業者にお願いして、その業者の中でまた対応されているということでございます。ですから、委託先が直接何かをしているわけではございません。 413 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 414 ◯2番(波多江貴士君)  そこのどこでその品をそろえるかというのは、こちら側の意向は入っていないということですか。 415 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 416 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  先ほども申しました、市と連携してやっておりますので、こういった商品がないからということでお願いはしております。 417 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 418 ◯2番(波多江貴士君)  例えば農産物にしても、いろんな生産者、農家、あるわけじゃないですか。そういうところが個別なのか、例えばJAとかが窓口になっているのか、そのあたりを。
    419 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 420 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  こちらのほうから提案をいたしまして、JAという場合もありますし、個人の企業さんということもございます。 421 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 422 ◯2番(波多江貴士君)  わかりました。  次に、実施計画書の95ページの“糸島生活”体験事業「いとしまちょっと暮らし」についてなんですが、これ今までの実績と事業効果をどう分析されているか、こちらお願いします。 423 ◯委員長(笹栗純夫君)  予算書は何ページになりますか。  ページ数もう一度説明していただいて、もう一度質疑してください。波多江委員。 424 ◯2番(波多江貴士君)  予算書77ページ、2款1項7目の“糸島生活”体験事業「いとしまちょっと暮らし」に関してですが、今までの実績と事業効果をどのように分析されているかお願いします。 425 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 426 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  この分につきましては、今までトライアルステイという形でさせていただいている事業でございます。  本市に2、3週間程度滞在していただいているものでございまして、昨年は8組(34ページで訂正)の応募と、それと補正でもう一組追加しまして9組にお願いをしているというところでございます。非常に応募が多うございまして、その中からこれまでの結果といたしまして、移住されたのが1組、そして今回の分のトライアルステイで2組が移住を予定されているというところでございます。  以上です。 427 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 428 ◯2番(波多江貴士君)  昨年が9組、来年度この予算で何組を募集する予定でしょうか。 429 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 430 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  8組を予定しております。 431 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 432 ◯2番(波多江貴士君)  では、その8組を何件で受け入れる予定か、またその施設はどこにあるか、お願いします。 433 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 434 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  1件で予定をしております。  その選定につきましては、まだ選定中でございます。 435 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 436 ◯2番(波多江貴士君)  昨年も1件だったと記憶していますが、これふやす検討、非常に回転もありますが、事業効果が高いというふうに思うんですが、件数をふやして受け入れをふやすという検討はされていますでしょうか。 437 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 438 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  議員御指摘のとおり、非常に希望が多い事業でございますので、物件を探しておるんですけれども、なかなかそれにふさわしい空き家、貸してくれるような空き家がない、出回っていないというのが状況でございますので、今年度も1件ということでお願いしてます。 439 ◯委員長(笹栗純夫君)  波多江委員。 440 ◯2番(波多江貴士君)  確かに家の持ち主からすれば、普通に貸したり売ったりしたほうがいいという判断になろうかと思うんですが、そこで本市には数カ所、簡易宿泊所というようなものもあります。旅館となるとちょっと費用的にも厳しいかと思うんですが、そういったところをこちらの施設として検討するとか、例えば、そちらをその期間内で回ってもらって、いろんな地域のよさを感じてもらうとか、そういった検討はされていますか。 441 ◯委員長(笹栗純夫君)  阿部地域振興課長。 442 ◯地域振興課長(阿部聡寛君)  済みません、先ほど答弁しました8組と言いましたが、9組の間違いでございます。済みません、訂正させていただきます。  それと、簡易宿泊所等のそういった業者との連携ということでございますが、現在は直営でやっておりますけれども、これがそういう形に持っていけないかということは、現在、検討をさせていただいております。 443 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)  これで2款.総務費を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。  再開は1時55分とさせていただきます。       (午後1時47分 休憩)       (午後1時55分 再開) 444 ◯委員長(笹栗純夫君)  それでは、再開いたします。  次に、100ページから135ページ、3款.民生費の説明を求めます。井土人権福祉部長。 445 ◯人権福祉部長(井土敏幸君)  それでは、ただいまから3款.民生費の説明を申し上げます。予算書のほうは100ページから135ページまでとなります。  民生費の歳出予算の総額は150億9,658万3,000円となっておりまして、一般会計の占める割合でございますけれども、43.9%に当たります。前年度の当初予算と比べますと8,864万3,000円、率にいたしまして0.6%の減となっております。  この減の要因でございますけれども、平成28年度にございました臨時的な経費であります臨時福祉金の給付事業約4億5,000万円の終了によるものでございまして、経常的な事業予算は約3億6,000万円の増となっているところでございます。  予算の主なものを申し上げますと、国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療特別会計への繰出金と負担金、全て合わせまして41億7,602万1,000円、それから障害者福祉サービス事業費15億1,188万5,000円、保育所運営委託費であります子ども・子育て支援事業費28億1,260万1,000円、児童手当支給事業費17億2,518万円、生活保護扶助費16億9,736万円を計上しております。  新規事業の主なものといたしましては、生活困窮者の方が一般就労に従事するための基礎能力等をつけるための生活困窮者就労準備支援事業、それから市立保育所の旧耐震建物の建てかえを推進し、子供の安全と保育環境の整備を図る保育所等整備交付金事業、また、ファミリー・サポートセンター事業の導入を検討するためのファミリー・サポート検討事業等を計上いたしております。本年度も住みやすいまち、子育てしやすいまちを進めてまいりますので、議員の皆様の理解をよろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 446 ◯委員長(笹栗純夫君)  ここで質疑に入ります。初めに、松月よし子委員。 447 ◯9番(松月よし子君)  123ページ、1目の児童福祉総務費です。発達障害等支援糸島プロジェクト委員会委員報償費なんですけれども、この委員会がどういう役をなさるかどうか、お伺いをいたします。 448 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 449 ◯子ども課長(藤田 晋君)  このプロジェクト委員会がどういう役割かということでございます。  生涯におけるライフステージにおいた発達障がい児等の支援事業、専門性の構築、2点目が実践的な研究による発達評価法と発達支援法の開発、3点目が医療、保健、福祉、教育などの各分野の関係者が協力しながら連携して発達支援の社会連携体制をつくっていくと、そういうことでこの委員会の役割がございます。  以上でございます。 450 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 451 ◯9番(松月よし子君)  このプロジェクトなんですけど、長くプロジェクトとして活動しておられたと思いますけれども、なぜ委員会になさったのかどうか、お伺いをいたします。 452 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 453 ◯子ども課長(藤田 晋君)  このプロジェクトは、九大連携助成事業で事業運営していたものでございます。しかしながら、発達障がいについて期間を区切って、また一過性に調査研究するだけのものではなく、発達障がいの問診、それから保護者の需要の促進、さらに保育所、学校、行政職員の対応能力の向上など行政の実践活動を含んでおります。そういった中で、調査研究の成果となる評価法や支援方法をもって発達特性に応じた支援等を継続的に行うために、この委員会を経常的な事業として計上させていただいたものでございます。  以上でございます。 454 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 455 ◯9番(松月よし子君)  このプロジェクトなんですが、本当に成果が出るメンバーで長く活動をしておられましたけれども、委員会となるとそのメンバー等は変わっていくのでしょうか。 456 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 457 ◯子ども課長(藤田 晋君)  基本的には変わりません。 458 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。
    459 ◯9番(松月よし子君)  わかりました。  あと2点、申しわけございません。125ページ、20の扶助費、放課後等デイサービスについてお伺いをいたします。  これ近年、毎年予算的にふえていっておりますけれども、数もふえていますが、糸島市の適正な設置数というのがあるのか、お伺いをいたします。 460 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 461 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  設置数の基準はありません。  以上です。 462 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 463 ◯9番(松月よし子君)  適正な数がなくて、じゃ現状、糸島市の子供たちの数からこの設置数が不足しているのか、まだ今からどんどん建ててふやしていこうとしているのか、その辺お伺いいたします。 464 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 465 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  この放課後等デイサービスの事業につきましては、児童福祉法の改正により、現在の放課後等デイサービス事業を開始したのは平成24年からです。また、その後、平成25年、現在の第4期障害福祉計画の策定時には、糸島市内には放課後等デイサービス事業所はございませんでした。その後、平成26年に1カ所、平成27年に2カ所、現在、平成28年度、現在3月で8カ所、平成29年4月からは11カ所になる予定です。  これまで専門的な療育を身近なところで受けることができなかった子供たちが、早期に療育等を受けることができるようになる環境を整えていくことは非常に大切なことですが、先ほど言いましたように、事業所数はふえておりますけれども、使える子供さんたちが同じところに行けなかったり、事業所を幾つか使っていらっしゃる現状がありますので、今後の適正数につきましては、平成30年から平成32年の第5期障害福祉計画策定時に検討して適正な数というものを上げていきたいというふうに思っております。 466 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 467 ◯9番(松月よし子君)  数の点についてはわかりましたが、じゃ、この経営について、適正な質の確保という点では市のほうのチェックがあるのかどうか、お伺いします。 468 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 469 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  施設に対する適正な立入調査等は市ではできませんので、県のほうになっておりますが、サービスの提供をしておりますのは市のほうでありますので、時々事業者さんのところには出向いておりますし、平成29年4月からは自立支援協議会の中に児童部会等を設置して、そういう児童の事業者さんとの情報連携と現状把握を行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 470 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 471 ◯9番(松月よし子君)  ぜひとも質の確保をお願いしたいと思います。  最後の1点になりますが、127ページ、子ども・子育て支援事業費、ここに保育園と幼稚園の一時預かり事業補助金、延長保育事業補助金、幼稚園の一時預かり事業補助金がございますが、この保育園と幼稚園別に一時預かり、延長保育の保護者がどのような場合に利用しているか、その辺の傾向についてございましたら、お願いいたします。 472 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 473 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まずは、一時預かり事業でございます。  保育園からでございますが、保育所等を利用していない家庭でも突発的な事情、それから社会参加、育児疲れなどで保護者の方が利用可能でございます。他方、幼稚園の一時預かりにつきましては、市外の幼稚園を含んで、新制度に移行している幼稚園、市内では2園ございますが、この園が在園している園児に対して教育時間の前後に教育を行うもの、どちらかというと保育園の延長保育に近い制度でございます。利用の仕方については、保育所と同じ突発的な事情、社会参加、育児疲れなどでございます。  それから、延長保育事業につきましては、これは保育園のみで実施をいたしております。対象は市内の認可保育園と認定子ども園です。利用の仕方は、保護者の就労形態からやむを得ない理由で子供を家庭で養育できない、そういった場合に保育時間外に在園児を預かるものでございます。  以上でございます。 474 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 475 ◯9番(松月よし子君)  その利用数の伸びというのはどんなふうになっていますか。 476 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 477 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まず、前後しますが、延長保育につきましては年々伸びております。利用者数が伸びておるという状況でございます。1園当たりにしますと、1日10人程度利用しているという状況でございます。  それから、一時預かり事業の保育園につきましては、1園当たり月8人程度、それから一時預かりの幼稚園につきましては、1園当たり1日5人程度ということで、どちらかというと保育園の利用が伸び、幼稚園の利用については現状維持、そういった状況でございます。 478 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 479 ◯9番(松月よし子君)  これ、料金はどうなっておりますか。 480 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 481 ◯子ども課長(藤田 晋君)  一時預かり事業の保育園につきましては、保護者負担が日額700円から時間によってふえるという形式になっております。それから、同じく一時預かりの幼稚園につきましては、これは保護者の負担はございません。  それから、延長保育事業の保育園につきましては、所得の階層ごとの利用料というふうになっております。  以上でございます。 482 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 483 ◯9番(松月よし子君)  これ、幼稚園、保育園の預かる側の体制の課題というのは何か見えてくるものがございますか。 484 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 485 ◯子ども課長(藤田 晋君)  幼稚園、保育園にも同じく言えることだと思いますが、時間外、それから保育所に通っていない子供さんも受け入れるということになれば、それだけ保育士を確保しておかなければならないと、そういう課題がございます。  以上でございます。 486 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  次に、伊藤千代子委員。 487 ◯17番(伊藤千代子君)  私は、103ページなんですけど、生活困窮者自立支援事業費2,416万6,000円の事業の内容について御説明を願いたいと思います。 488 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 489 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  生活困窮者自立相談に係ります嘱託員報酬等が1点と、それから住宅確保給付事業が2点、それから3点目が、105ページの生活困窮者就労準備支援事業委託に係る、この3点の事業を実施する予算となっております。 490 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 491 ◯17番(伊藤千代子君)  私がこの中で特にお聞きしたいのは、就労準備の支援事業なんですよね。これは対象見込みが15人とか、事業内容の中に世帯全体の収入や資産は基準を超えても、ニートや引きこもりなどで就労に困難さを抱えて支援の必要があると市が認めた人とかいうふうになっていますが、これはどのようにそういう方たちを見つけ出すというか、それが大事だと思うんですけれども、現実にこの糸島市内における引きこもりとかニートの実態とか、そういう調査をしたことがあるんでしょうか。そして、したのであれば、わかっている情報をお知らせ願います。 492 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 493 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  生活困窮者自立支援事業の、先ほど言いました自立相談支援事業の中で引きこもり、ニートの方の相談がございますので、その状況ぐらいで、市内全域に引きこもり、ニートがどれぐらいいたかの調査等は私どものほうでは実施しておりません。 494 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 495 ◯17番(伊藤千代子君)  ということは、今回の実施対象者は、そういう生活相談とかで市がつかんだ方たちを支援の対象としているということですよね。 496 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 497 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  生活困窮者の就労準備支援事業につきましては、これから掘り起こしが必要になってくると思いますので、今私どもの相談支援事業のほうに上がってきている方だけが対象ではございませんし、ニート、引きこもり者の方も生活困窮のほうの相談に上げていただいて構いませんので、ぜひ利用していただけたらというふうに思っております。 498 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 499 ◯17番(伊藤千代子君)  例えば、私たちが地域を散歩したり、いろんなところに出かけたときに、御夫婦、高齢者だけの御世帯だと思っていたところに、もう10年20年と子供さんがいらっしゃるとかいうふうな話を聞いて驚くことが最近非常に多くなりました。という点では、私たちが、じゃ、その原因を聞くと、学校でのいじめだったり、あるいは社会に出てからのパワハラとかが原因であったり、さまざまなことが原因で家から出られなくなって相当な年数いらっしゃって、地域の方たちも御存じなかったりするようなことがある。だから、親御さんなんかにとっては、もう税金は払っているけれども、市には別に何も期待していませんとかいうふうな話を聞くと非常に残念な気持ちになります。  そこで、今回初めてこういう引きこもり等に関しての施策を国が出してきたということに関しては、何か意図があったんでしょうか。 500 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 501 ◯福祉支援課長(林 久美子君)
     議員がおっしゃるとおりに、高齢者の親が年金等があり、その子供が仕事をしておらず、いわゆる8050問題という言い方をしておりますけれども、その親が今年金で生活しておりますので、どうにか生活ができておりますけれども、その親がいなくなった後、働けていない子供さん方が、親がいなくなった後は生活保護の受給によって生活をしていく可能性もあるということで、この生活困窮者の制度の中でも引きこもり対策等をやっていくというふうな国の方針が上がっております。  以上です。 502 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 503 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。ある小さな集落で年金暮らしの御夫婦が亡くなって50代の方が1人取り残されて、やはり同じような状況になって、地域の方たちが一緒になって頭を抱えて、どうしてあげたらいいんだろうかと悩んでいる状況があります。まずは、東北あたりの市町村で、実態をつかんでそういう方々に、心が傷ついている場合もありますから、いろんな支援を今後していただければありがたいなと思います。  ただ、これは今回新規事業になっていますよね。やはり1回例えば対象者15人で終わらせるのではなくて、今後はそういう方たちに光を当てることを考えた施策をしていただきたいなと思います。  じゃ、次のところなんですけど、109ページをお願いします。  この中で、私は糸島市の障害者地域生活支援事業の中の手話通訳の嘱託員の報酬が218万円出ておりますが、この事業に関しての1年間の延べの利用者数だとか、あるいは支援の状況をお知らせ願います。 504 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 505 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  地域生活支援事業の中の手話通訳嘱託員につきましては、糸島市役所に来庁の際の通訳、それから相談対応、手話通訳派遣のコーディネーターを業務というふうにしております。何件来たというような実績の統計はとっておりませんが、1日平均4、5件、それから多いときに8人ぐらい聴覚障がいの方が訪れている状況です。また、1人の対応につき平均30分から1、2時間程度費やさせていただいております。  実績としては以上です。 506 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 507 ◯17番(伊藤千代子君)  言葉が話せないという中で、手話で自由に会話ができるということは、非常に手話通訳者がいらっしゃる意義は大きいと思うんですけれども、今おっしゃったのをお聞きしますと、コーディネートが中心とおっしゃっていますが、やはり今病院なんかでも難しい説明を、筆談では難しくてよくわからなかったという話も聞きますが、そういう点での派遣なんかに関しては、苦情だとか、あるいはもっとこうしてほしいとかいうような要望はあっていませんか。 508 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 509 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  そのような御意見はいただいておりませんが、手話通訳者の方々がそのような病院等の専門的なことについての手話についての研修をきちんと行っております。  以上です。 510 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 511 ◯17番(伊藤千代子君)  今の件に関しては、やはり私は2名体制とかにしていって、もっと外にも出ていけるような形にすべきじゃないかというふうに思っているので申し上げました。  それから、その下に相談支援事業委託で1,286万円がありますが、神奈川県の相模原市の障がい者の殺傷事件等を見ますと、やはり障がい者に対する相談の支援、やはり非常に家族も知られたら困るという思いがあったり、いろんな難しいところはありますけれども、そういう点でのいじめだとか、あるいは差別の事例だとか、いろんなことが市に相談で出てくると思うんですが、そういう実態は把握をしてありますか。 512 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 513 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  今、障がい者相談支援につきましては、市内3カ所、3事業所に委託をして実施しておるところですけれども、そちらについても、私ども市役所窓口についても、いじめや差別についての相談等が上がってきておりません。  以上です。 514 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 515 ◯17番(伊藤千代子君)  そしたら、どういう相談が主に多いのでしょうか。 516 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 517 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  一番多いのは、今、障がいがありまして、今後どういうふうに障がいサービスを利用していったらいいのかという相談が一番多いです。 518 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 519 ◯17番(伊藤千代子君)  それは、自分の子供、我が子に障がいがあったというのが発覚したり、あるいは自分自身が中途でも障がいになった場合とかは非常に重要だと思うんですけれども、とにかく今ほど人権というか、そういう人たちの大切さということがありますので、今後もそういう点についてはぜひよろしくお願いをしたいと思います。  以上でいいです。 520 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、小島忠義委員。 521 ◯12番(小島忠義君)  125ページに、子育て支援の事業で、報償費の中にファミリー・サポート事業推進ネットワーク会議委員報償費と予算書に上がっておりますけど、実施計画には事業名がファミリー・サポート検討事業というふうにありますけれども、これは先ほどの部長の説明の中でもあったように、新規事業、この事業内容は具体的にはどういうことでしょうか。 522 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 523 ◯子ども課長(藤田 晋君)  ファミリー・サポートの具体的な事業内容でございます。  子育てを応援してほしい依頼会員と応援したい提供会員を登録いたします。原則、提供会員宅で子供を預かる有償ボランティアの相互援助活動でございます。子ども・子育て支援法に規定する事業で、国、県、市の3分の1の負担で行うものでございます。  事業主体は市町村で、業務委託等が可能です。実施主体は、まず会員の募集、登録を行います。その後、相互援助活動の調整と把握、会員の講習会の開催、関係の保育所や児童クラブとの連絡調整、こういったことを行います。  具体的な活動につきましては、保育施設の保育時間前後の子供の預かり、それから保育施設までの送迎、3つ目が放課後や放課後児童クラブ終了後の子供の預かり、そのほか、冠婚葬祭や兄弟児のための学校行事の際の子供の預かり、買い物等外出の際の子供の預かり、こういった活動を行うというものでございます。  以上でございます。 524 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 525 ◯12番(小島忠義君)  そこまで言うてもらや、あんまりあとがないんです。要は今年度が五十何万でしょう、予算が。だから何をされるのかなと聞いたんですけど、とりあえずことしのやつは。 526 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 527 ◯子ども課長(藤田 晋君)  失礼いたしました。今年度予算の52万円の使い道でございますけれども、まずは市民の潜在ニーズをつかむためにアンケートをさせていただきます。アンケートによって登録人数の把握をし、市民の方の潜在的なニーズをきちんと取り込んでいきたいというふうに考えています。  あともう一つは、ネットワーク会議、現在、子供の子育て支援団体で同様の事業をしていらっしゃる支援団体がございます。こういったところと協議しながら糸島版のファミリー・サポートを検討したい、このように考えております。  以上でございます。 528 ◯委員長(笹栗純夫君)  小島委員。 529 ◯12番(小島忠義君)  その支援団体に視察に行かれたということですよね、平成28年度は。大野城市に行かれたと。大野城市は特に子ども食堂が盛んに行われております。今、課長の事業の行く行くの形態は先ほど言われましたけれども、この子ども食堂あたりは念頭にはないんでしょうか。 530 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 531 ◯子ども課長(藤田 晋君)  ファミリー・サポート事業というのは、近所のお宅で子供を預かろうというものでございます。したがいまして、子ども食堂の取り組みとは直接関係がございません。ただ、大野城市の例を議員御指摘いただきましたが、大野城市はその受け皿となる事業所が独自事業としてそういうことを行っているという状況でございます。  以上でございます。 532 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、柳明夫委員。 533 ◯5番(柳 明夫君)  私は、先ほど伊藤委員も質問されましたが、生活困窮者対策のうちの就労準備支援事業委託についてですけれども、どこにこの事業を委託するのか。それから、委託の中身といいますか、委託先がどういう事業をされる…… 534 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員、ページ数をおっしゃってください。 535 ◯5番(柳 明夫君)続  ごめんなさい。大変失礼しました。105ページになりますね。大変失礼いたしました。  どこに委託をするのか、それから委託の内容、どういう業務をされるのかということですけれども、市の説明資料を見ますと、対象者は生活リズムが崩れている、社会とのかかわりに不安がある、就労意欲が低いなどの理由で就労に向けて準備が整っていない方を対象にしている。ですから、なかなかこういう方々を引き上げていくというのは相当な技量が必要だろうと思うんですけれども、そのあたりをお伺いいたします。 536 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 537 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  どこに委託するのかということですが、株式会社平栄と契約する予定になっております。  事業の内容ですけれども、本事業は障がい者の就労意向支援事業をモデルに組み立てられていますけれども、委託予定の株式会社平栄は、障がい者の就労意向に対して非常に高い実績を持つ事業者です。その事業を行っています生活リズムを整えたり社会とのかかわりの不安を解消したり、就労意欲を高めるというようなことに対するいろんな方法については非常に高い知識、技術を持った事業所に委託をしているような形になります。  以上です。 538 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 539 ◯5番(柳 明夫君)  市ももちろん任せっ放しということはないと思うんですけれども、株式会社平栄さんに委託をする。どういう状況になっているか。これはチェックをされていくわけですね。お互いに意思疎通をされている。その点はいかがですか。 540 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 541 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  この就労準備支援事業を受けるためには、まず市が今行っております自立支援の相談事業を通して、計画を立ててそちらのほうに行っていただくという形になります。また、就労意向準備支援事業の委託先では、その計画につきましては市が実施しております支援調整会議で行いまして、その内容が適正かどうか、それから、モニタリング等も実施していく予定になっておりますので、きちんと市のほうでその委託先がやっている内容等は確認をさせていただきます。
     以上です。 542 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 543 ◯5番(柳 明夫君)  その点は了解いたしました。  この就労支援、政府がメニューを示しておりますけれども、いわば自治体において自主的に選択していると。私も何度か取り上げさせていただきましたが、学習支援事業のほうの検討はされていらっしゃいますか。 544 ◯委員長(笹栗純夫君)  林福祉支援課長。 545 ◯福祉支援課長(林 久美子君)  子供の学習支援につきましては、地域や団体による事業の立ち上げについて、コーディネートのための人的支援を引き続き行う予定にしております。 546 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 547 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、次に121ページ、2項1目になります。私立保育所運営補助金ですね。これについてですけれども、補助を行う保育園は幾つになるでしょうか。 548 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 549 ◯子ども課長(藤田 晋君)  平成29年度につきましては、全ての私立保育園19園を対象としております。  以上でございます。 550 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 551 ◯5番(柳 明夫君)  市の説明を見ますと、各園の特徴を生かした独自の取り組みへの補助というふうにあるわけですけれども、どのようなものに補助をしているか、補助できる、できないという基準はあるんでしょうか。 552 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 553 ◯子ども課長(藤田 晋君)  事業の補助メニューは8項目ございます。まずは保育サービスの充実、2点目が安全・安心の推進、3つ目が食育・健康づくり、4つ目が文化活動の推進、5つ目が遊び・運動の推進、6つ目が保護者との連携、7つ目が地域や市との連携、最後に8つ目が、その他新規拡充事業となっております。できる、できないという部分につきましては、審査をさせていただいておりますが、市の保育力を上げると、独自性を出すという意味では積極的に受け付けていると、こういう状況でございます。  以上でございます。 554 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 555 ◯5番(柳 明夫君)  この上部の事業の内容の中に人件費的なものへの補助というのもありますけれども、今お聞きしますと、実際どういう保育活動をやっているかと、こちらのほうに重点がシフトしていっているという印象もありますけれども、それはいかがですか。 556 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 557 ◯子ども課長(藤田 晋君)  委員御指摘のとおりでございます。これまでは運営補助で代替賃金、研修費に対して一律の額を補助しておりましたが、行革大綱の取り組みのもと、運営補助から事業補助へ転換するということで、年次的に事業補助へ移行しているという状況でございます。 558 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 559 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、続いて123ページになります。保育所等整備交付金、これは新規ということで計上されていますけれども、このまず新規というものがどういうことかということをお伺いしたいと思います。  それからもう一つ、交付する対象がどこになるのかということもあわせてお答えいただきたいと思います。 560 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 561 ◯子ども課長(藤田 晋君)  保育所整備につきましては、これまでも市は補助をしてまいりました。これまでは県の補助金という制度でやっておりましたが、県の補助制度が基金が底をついたということで、国の交付金に鞍がえ、いわゆる変わるという制度のものでございます。  来年度補助する対象につきましては、志摩のるんびに保育園を予定いたしております。  以上でございます。 562 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 563 ◯5番(柳 明夫君)  国の交付金ということになったということで新規だということですね。それで、これは、いろんな自治体たくさんあるわけですけれども、糸島市にとっての限度額、国からこれだけしかもうだめよというような、そういうところはありますか。 564 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 565 ◯子ども課長(藤田 晋君)  国の交付金につきましては、交付基準がございます。まだ平成29年度分は交付要項は出ておりませんが、本年度の交付要項につきましては、国の交付金の補助率は国が示した交付基礎額、それと国が示した対象経費の実質支出額の2分の1、これのいずれか少ない額が国の交付額になるというものでございます。  以上でございます。 566 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 567 ◯5番(柳 明夫君)  それでは、127ページですね。保育所利用支援嘱託員報酬、これも新規ということになっております。この嘱託員報酬とありまして、無料職業紹介事業というふうに予算の説明にありました。具体的にはどんなことを行うんでしょうか。 568 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 569 ◯子ども課長(藤田 晋君)  無料職業紹介事業につきましては、わかりやすく言えば、市が保育士や児童クラブの支援員を対象としたハローワークの役割を担うといったものでございます。保育士不足を解消するために、市が登録をしてあっせんをするというものでございます。  以上でございます。 570 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 571 ◯5番(柳 明夫君)  その保育士不足の問題なんですけれども、やっぱり同じく説明に、保育士不足による待機児童の解消というふうにあるわけですね。私、率直に言って、糸島市には待機児童はおられないのかなというふうに思っていたんですが、やっぱりいるということなんですけれども、保育所が絶対的に足りないということではなくて、保育士の不足による待機児童の発生といいますか、そういうことなのか。  そして、その状況をちょっと具体的に教えてほしいんですけれども、本市の待機児童数と、待機児童が生じる原因というのは保育所不足だというふうにあるんですが、もう少しそこら辺を具体的にお伺いしたいと思います。 572 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 573 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まず、本市の待機児童の数です。例年のゼロ人でございましたが、今年3月10日現在、国が定義する待機児童、いわゆる希望する保育所以外でも入所していいという保護者の方に入所できない、そういった児童が3人程度発生をいたしております。  その理由でございますが、特に近年ゼロ歳から2歳までの子供を持つ親の共働きが増加しております。特に保育士の配置基準が、年齢が低いほど保育士の数が必要となるということで、こういったことが保育士不足、また待機児童の原因につながっているというものでございます。  以上でございます。 574 ◯委員長(笹栗純夫君)  柳委員。 575 ◯5番(柳 明夫君)  ゼロ歳から2歳、保育士の配置が最も求められる、そういう年齢層に対する保育不足という事情があって発生しているということですよね。  それで、こういう市が保育士不足への対策としての無料職業紹介事業を行う、これは全県的にどの程度のところで行われているのか、近隣でどういうところが行っているのか、それがわかればお答えいただければと思います。 576 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 577 ◯子ども課長(藤田 晋君)  県内の状況で御報告させていただきます。  県内ではこの保育士の無料職業紹介事業を行う地方公共団体は、福岡県、福岡市、北九州市、久留米市、宗像市の5団体でございます。本市がすれば6番目ということになります。  以上でございます。(「以上です」と呼ぶ者あり) 578 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田公二委員。 579 ◯14番(黒田公二君)  123ページ、児童健全育成推進事業、委託料、子育て短期支援事業委託、これ新規事業についてお伺いします。  これは、虐待等で保護が必要な児童のいわゆる小規模住宅、ファミリーホームの短期入所の委託料だと思うんですが、この新規施設の概要と71万8,000円、何人の入所を予定しているのか、お伺いします。 580 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 581 ◯子ども課長(藤田 晋君)  まず、この子育て短期支援事業の事業の概要でございます。  これは、子ども・子育て支援法に掲げられました国県補助事業でございます。事業主体は市で、業務委託が一般的でございます。  議員おっしゃったとおり、要保護・要支援家庭において保護者の疾病、事故、失踪、生活困窮、その他の理由により児童を養育することが一時的に困難となった場合にファミリーホームや児童養護施設などで児童を預かっているものでございます。  事業メニューとしましては、2種類、最高月7日間の宿泊を伴うショートステイ、それから平日の夜間、休日の昼間に預かるトワイライトステイ、この2種類でございます。  それから、人数でございますが、ショートステイにつきましては、11人の7日間、延べ77日分を想定しております。それから、夜間、休日の受け入れ、トワイライトステイは15人の9日間、延べ75日で想定して計上させていただいております。
     以上でございます。 582 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 583 ◯14番(黒田公二君)  これまでは、いわゆる市外で受け入れていただいていたんですよね。これまでの実績からいって、これはもう全て市内で対応できるのかどうか、その点をお伺いします。 584 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 585 ◯子ども課長(藤田 晋君)  職権保護等で、また虐待、DV等で一時的に保護するわけではなくて、もうそこに住むということになれば、市内の施設では受け入れられないということになります。要は、そこに行く前、まだ職権保護、一時保護になる前に保護者の急な事情で子供の養育ができないと、そういった部分について予算を計上させていただきました。過去の実績に基づいて予算を計上しているところでございます。  以上でございます。 586 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 587 ◯14番(黒田公二君)  じゃなくて、いわゆるショートステイの預かりですよね、今まで実績からして、市内の施設で、1施設で対応できるかどうかということ。 588 ◯委員長(笹栗純夫君)  藤田子ども課長。 589 ◯子ども課長(藤田 晋君)  市内全部のそういった家庭を1施設で充足できるとは考えておりません。そういった部分では、やはり先ほど質問がございましたファミリー・サポート、こういったものと併用しながら、そういった子供たちを受け入れる体制をつくっていかなければならないというふうに考えております。  以上でございます。 590 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 591 ◯14番(黒田公二君)  次に、115ページ、ヤングシニア生きいきプロジェクト事業費、これは地方創生ということで、プロモーション事業委託というのが新規事業で出てきています。この事業の目的と内容についてお伺いします。 592 ◯委員長(笹栗純夫君)  嘉村介護・高齢者支援課長。 593 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)  プロモーション事業の内容でございますけれども、ヤングシニア層の生きがいづくり、健康づくりの気運を高めるため、連動した広報、青年活動を行うものでございます。(発言する者あり)が事業の目的でございます。全体……(発言する者あり) 594 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員、もう一度。 595 ◯14番(黒田公二君)  プロモーションの内容を教えてください。 596 ◯委員長(笹栗純夫君)  嘉村介護・高齢者支援課長。 597 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)  プロモーションの内容といたしましては、ポスターやリーフレットの作成、それから情報誌の発行、それからイベントの開催等を考えているところでございます。 598 ◯委員長(笹栗純夫君)  黒田委員。 599 ◯14番(黒田公二君)  わかりました。いずれにしても、この目的としては、健康寿命の延伸ということですよね。このいただいた紙を見ていますと、今後庁内で横断的に取り組んでいくと、要するにプロジェクトチームをつくるということですよね。対象が5課ぐらいあるわけですが、健康づくり、あるいはスポーツ、生涯学習、ボランティア、就労ですよね、私は、非常に大事なのは、どれも大事なんですが、特に大事だと思うのは、やっぱり就労だと思うんですよね。他団体でも健康寿命の延伸、やっぱり働くことですよね、生きがいをつくること。働くことが非常に大事だということで、いわゆるシニアの就労相談窓口をつくった団体もございます。そういう意味では、これはずっと続けていかれるわけですが、今後具体的に、そうしたいわゆるシニアの就労について何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 600 ◯委員長(笹栗純夫君)  嘉村介護・高齢者支援課長。 601 ◯介護・高齢者支援課長(嘉村文枝君)  就労につきましては、本市のほうでは労働費、水産商工課が所管されておりますけれども、今回行いますヤングシニア生きいきプロジェクトという横断的な取り組みの中で、先ほど申しましたプロモーションの中で就労することが生きがいづくり、健康づくりにつながりますよというような市民への発信というのは、この事業の中で行いたいと考えております。 602 ◯委員長(笹栗純夫君)  よろしいですか。  これで3款.民生費を終わります。  執行部の交代もありますので、ここで暫時休憩といたします。  再開は2時50分といたします。       (午後2時42分 休憩)       (午後2時49分 再開) 603 ◯委員長(笹栗純夫君)  再開いたします。  次に、134ページから153ページ、4款.衛生費の説明を求めます。内野健康増進部長。 604 ◯健康増進部長(内野孝治君)  それでは、4款.衛生費の御説明を申し上げます。予算書は134ページから153ページまででございます。  予算額につきましては、27億6,258万3,000円で、前年度に比べ3億1,545万8,000円の減額となっております。  減額の主な理由は、ごみ焼却処理施設中間改修事業費の減によるものでございます。  次に、主な事業といたしましては、健康増進事業、母子保健事業、予防接種事業、救急医療対策事業などの保健費に7億6,630万7,000円、火葬場管理運営費、上水道事業補助金などの衛生費に3億9,586万8,000円、じん芥収集費、ごみ焼却処理施設管理運営費、し尿処理施設管理運営費などの清掃費に16億40万8,000円をそれぞれ計上いたしております。  市民の皆様の健康づくりを積極的に推進するとともに、ごみ減量化、じん芥収集、ごみ処理などの事業を安全、確実に進めてまいります。  説明については以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 605 ◯委員長(笹栗純夫君)  これから質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。伊藤千代子委員。 606 ◯17番(伊藤千代子君)  私は、143ページの負担金補助及び交付金のところの福岡県動物愛護推進協議会糸島支部負担金、わずか14万4,000円なんですけれども、この中身についてお尋ねをします。 607 ◯委員長(笹栗純夫君)  宗生活環境課長。 608 ◯生活環境課長(宗 真司君)  御質問の福岡県動物愛護推進協議会につきましては、構成団体といたしまして、福岡県獣医師会福岡支部糸島分会、それから糸島市、それから糸島食品衛生協会、糸島市教育委員会、それから福岡県の糸島保健福祉事務所で構成されております。  活動の内容につきましては、動物愛護関係の講座ですとか教室の開催、それから動物愛護関係の啓発活動ですね、街頭キャンペーンとかイベント関係、それから致死処分、以前は殺処分と言っていましたけど、今は致死処分というんですけれども、致死処分を減らすための取り組みとしまして、わんにゃんネットですとか、あるいは地域猫活動、そういったものの支援等を行っておるということでございます。 609 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 610 ◯17番(伊藤千代子君)  やはり子供たちの保護者などからの話を聞きますと、命を大事にしてくれる子供に育ってほしいということをよく伺うわけですね。そこで、そういう小さな小動物に対してもきちんと最後まで飼えるような大人に育ってほしいという話を聞くわけですけれども、市役所として糸島市の保健所関係でつかんでいる致死処分の状況は御存じでしょうか。 611 ◯委員長(笹栗純夫君)  宗生活環境課長。 612 ◯生活環境課長(宗 真司君)  実際の致死処分につきましては、県のほうでされておりますので、糸島市から県のセンターのほうに送った移送数という形で御報告させていただいてよろしいでしょうか。  平成23年度におきましては299頭、犬が55頭、猫が244頭でございました。直近でいきますと、27年度が103頭ということで、犬が15頭、子猫が88頭ということで、この4年ぐらいの間に約3分の1程度まで減ってきたというところでございます。 613 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 614 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。  昨年私、保健所の慰霊祭に参加したときに、糸島市の獣医さんだとかボランティアの方々が非常に努力をなさって、昔でいう殺処分を減らしてこられたということをお聞きしたんですが、今空前のペットブーム、猫ブームで、このペットブームが終わった後に、またたくさんの子猫が捨てられるようなことになるんじゃないかというような心配もするわけですね。実際ハスキー犬がブームだった年の後には大量の犬が捨てられていたというふうなこともありました。こういうことがないような、やっぱり市の飼っている方たち、飼育者に対する啓発だとか、あるいはボランティアの方たちに対する援助が必要だと思うんですよね。その辺は、こういう負担金を出す以外にそういう点も市としては取り組んでありますか。 615 ◯委員長(笹栗純夫君)  宗生活環境課長。 616 ◯生活環境課長(宗 真司君)  市のほうから直接ボランティアの方々へという活動ではなくて、先ほどの協議会ですね、この協議会で獣医師の方々、あるいは県と一緒にボランティアの方々のお力をかりながら地域猫活動ですとか、あるいは動物愛護の関係の研修等を開催しておると、そういったところで協力、連携をさせていただいているというところでございます。 617 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 618 ◯17番(伊藤千代子君)  犬を飼ってある方たちが自分たちで子供たちの見守りのボランティアをなさってもいますよね。そういう点では、やっぱりお互いに協力しながら地域をよくしようと思っていらっしゃると思います。  それから、子供の関係で言うと、小学校の中で保健所とかから講師に出向いてペットの飼い方とか、最後まで責任を持って飼うんだよというようなお話をする中で、そういう命の大切さを子供たちと話し合うような機会を持ったというふうなことを昨年度でしたかね、今年度だったかな、聞いたりもしたんですけれども、そういうようないろんな情報、あるいは…… 619 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員に申し上げます。予算書のどこの、どの項目かということで明確にお願いします。 620 ◯17番(伊藤千代子君)  わかりました。とにかくそうやって取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。  それからもう一つは、私がお尋ねしようと思っていたんですけれども、146ページ、147ページなんですが、じん芥処理費に関しては、13億8,300万円という非常に大きな金額になっています。つまり、ごみの処分に実に莫大なお金がかかる。しかも委託をしている中で、業務委託をしたら財政上助かると言いながらも、これは非常に高いわけですが、この民間委託をしている状況の高い契約のところから、特にごみの関係だけで5,000万円以上とか、そういう高いところの契約先を順にお知らせ願いたいと思います。 621 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 622 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)
     平成29年度の当初予算の分につきましては、事業者別での金額等についてはわかりませんので、5,000万円以上の委託、じんかい処理場の中で5,000万円以上の委託料の分、上位5つを御紹介いたしますと、1番目が、一般ごみ収集運搬委託が4億6,854万4,000円、次が、ごみ焼却処理施設運転管理業務委託1億9,428万9,000円、リサイクルプラザ運転管理業務委託8,471万円、次が、飛灰の資源化委託7,000万円、5番目が、ごみ焼却処理施設施設点検委託5,048万3,000円となっております。 623 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 624 ◯17番(伊藤千代子君)  じんかい処理に関して、特に収集運搬が世帯割に関しては、今回例えば行政区長の報酬が世帯割の金額を下げて財政を減らしたというようなところもありましたけれども、糸島市における世帯の出すごみは減っているのに、世帯数は少なくなってどんどんふえています。そういう点での財政の改善についての世帯割、世帯の1世帯当たりの単価を下げていくような検討はしていないんでしょうか、この件に関しては。 625 ◯委員長(笹栗純夫君)  宗生活環境課長。 626 ◯生活環境課長(宗 真司君)  糸島市の家庭ごみの収集運搬委託業務に関します委託単価につきましては、県下の世帯数方式をとっております市町村の中でも一番安い、低い委託料単価となっております。  また、本市につきましては、収集の実態に合った世帯数とするために住民基本台帳の数から世帯分離、あるいは病院介護施設等の入所者数を減じたところで委託料を支払っております。このようなことから、他市町村と比較して決して高い額ではないというような分もございまして、しかも二十数年、単価については据え置きをしておるというような状況から、今のところ単価の改定については考えておりません。 627 ◯委員長(笹栗純夫君)  伊藤委員。 628 ◯17番(伊藤千代子君)  その点に関して一言だけ申し上げますと、例えば単価はそんなに高くないとおっしゃいますが、やはり例えば地域を見回したときに、100メートル、150メートル先まで持って歩いているような市町村です。私は少ないと思います。福岡市にいたときは家の前までとりに来る、そして、お昼間、もう朝にはないというような状態で、非常にサービス的に問題がある気がします。その点はちょっと、きょうは質疑なので、きょうはこれ以上申し上げませんが、やはりごみのじん芥に対する、じん芥処理費等にメスを入れていかなければ財政上非常に問題があるというふうに申し上げて、きょうは終わります。 629 ◯委員長(笹栗純夫君)  次に、松月よし子委員。 630 ◯9番(松月よし子君)  135ページ、保健総務費、予防接種健康被害調査委員会費についてお伺いをいたします。  この委員会はどのような委員会でしょうか。 631 ◯委員長(笹栗純夫君)  松永健康づくり課長。 632 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  予防接種法に基づきまして、定期予防接種、これによって健康被害が発生した場合に、当該健康被害につきまして、医学的な見地から必要な調査、助言等を行う委員会でございます。 633 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 634 ◯9番(松月よし子君)  現状で健康被害というところで対象の方はおられますか。 635 ◯委員長(笹栗純夫君)  松永健康づくり課長。 636 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  本年度1件ございます。これはMR、水痘ワクチン同時接種による健康被害ということで申し出がなされて委員会のほうを開催させていただいております。 637 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 638 ◯9番(松月よし子君)  その委員会は、被害者の救済策とか、そういうところまで検討なさるような委員会ですか。 639 ◯委員長(笹栗純夫君)  松永健康づくり課長。 640 ◯健康づくり課長(松永伸英君)  委員会の審査内容につきましては、予防接種によって健康被害が起きている可能性があるか否かという判断をするものでございます。その結果をもとに、県を通しまして国のほうにその内容を上げまして、実際のところは国のほうでその審査、判断がなされるという形でございます。 641 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 642 ◯9番(松月よし子君)  わかりました。じゃ、救済策はまた別にということだろうと思います。  次に、149ページ、埋立処分施設管理運営費、その中で13の委託料、最終処分場廃止計画策定業務委託、これ上下の水処理施設と関係します、旧水処理施設も関係すると思います。この廃止計画についてどのような計画なのか、お伺いをいたします。 643 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 644 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  志摩・馬場にございます旧糸島清掃センターの最終処分場、ここも閉鎖してかなり期間たちますけれども、ここから出ます浸出水、処理水でございます。こちらが安定してまいりましたことから、処分場の廃止に向けまして、廃止に伴います諸事業の整理、あるいは既存のごみ処理施設の解体、処分場の形態のどうすべきかなど、それに伴います必要経費の試算などについて計画を策定したいというふうに考えております。 645 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 646 ◯9番(松月よし子君)  ちょっとよく聞こえなかったんですけれども、その過去の焼却処理状況が今のクリーンセンターの状況とは違うわけですが、馬場にある飛灰などの処理計画もその中に入っているのかどうか、お伺いをいたします。 647 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 648 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  旧清掃センター、馬場の最終処分場、昔のごみ処理施設から出た灰は埋まっております、当時の焼却灰ですね。それに今、覆土をして、安定、ずっと水処理をしながら経緯を見てきたわけでございます。そして、約18年経過をいたしますけれども、この間に処分場の中自体が安定化してきた、土に返り始めているということになろうかと思いますけれども、安定化してきたことから、処分場について廃止すべき要件を満たしつつございますので、その廃止した後についての計画……。中身について処分をするものではございません。 649 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 650 ◯9番(松月よし子君)  済みません、ちょっとわからなかった。中身については処分するものではない。ちょっとごめんなさい。 651 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。明確に答弁願います。 652 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  志摩・馬場の処分場の埋め立てております灰、当時の灰については持ち出しとか、そういったものはいたしません。もうそのまま、今の状態のまま廃止をしたいというふうに考えておるところでございます。 653 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 654 ◯9番(松月よし子君)  それでは、今現状の飛灰の調査、いろんな、多分、重金属とか入っていると思いますが、その辺の分析調査とかはしないまんま廃止を計画するということになりますか。 655 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 656 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  志摩・馬場の最終処分場につきましては、廃止後毎年、維持管理の中で重金属でありますとか、塩分でありますとか、いろんな調査は毎年行ってきております。そして、全ての項目が廃棄物処理法の規則の中で定めます廃止基準を満たしておることから、今回廃止に向けた計画等を立てるということでございます。 657 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 658 ◯9番(松月よし子君)  今のは、水に関して、水処理をしたときに水に対して無害化だという話であって、飛灰そのもの自体の分析はまだなさっていないということだろうと思いますので、今後そういうこともぜひお願いしていきたいと思います。 659 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 660 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  馬場の処分場、場内浸出水、要するに雨が降って場内に入った水が地下浸透して出てくるわけでございます。これについても安定をして、廃掃法で定められた基準を下回っております。要するに埋まっているものが安定、ある程度浄化されているという状態になっているということでございます。 661 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 662 ◯9番(松月よし子君)  私も、今、浸出水だけは、それは無害化しているという話というのはよくわかる。浸出水というのは水が流れてくる分だからね、その物自体の調査とか分析はされましたかという話をしているんですよ。 663 ◯委員長(笹栗純夫君)  しっかり答弁してください。矢野生活環境課企画監。 664 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  埋まっているもの、当時の埋めた灰とかについては測っておりませんが、そこを通ってきた水を長年処理してきておりまして、その通ってきた水はきれいになっているところでございますので、要するに中のものがきれいになっているというふうに判断いたしまして、廃止に向けた準備をしているところでございます。 665 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 666 ◯9番(松月よし子君)  今の検査の方法はわかりますけど、別の方法で、やっぱり飛灰そのもの自体の生のものというものも分析をしていただきたい。それはそこまでわかって、分析して廃止をするという形が正当じゃないかなと思っております。 667 ◯委員長(笹栗純夫君)  矢野生活環境課企画監。 668 ◯生活環境課企画監(矢野正文君)  最終処分場の廃止基準に沿って処理を進めておりまして、それについては、いわゆる場内の保有水、あるいは地下水、あとはガスの項目が定められておりますので、基準に沿って準備をしているところでございます。 669 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 670 ◯9番(松月よし子君)  今の答弁、そちらのやり方はわかるんですけど、やっぱり市民の安心というところから、そういうこともやらないといけないんじゃないかなということを申しております。
    671 ◯委員長(笹栗純夫君)  金谷市民部長。 672 ◯市民部長(金谷康彦君)  処分場の件でございますが、一般的には糸島市だけではなく、最終的に処分場を置いてあって、そういう形の中で水処理を確認しながら安全性の確認をとっておるような状態でございます。  今、課長申し上げておりますように、最終的に廃止に向けた形の中で長年にわたって水処理をさせていただいた中で安全性の確認がとれたというふうな状況でございますので、その基本的にはそういう前提の中で廃棄物処理法の中では廃止ができるというふうな形になっております。  それで、今おっしゃってあります部分については、今後の中で必要な部分については、そのことについても検討していきたいということで、とりあえずそういうふうな形で、法に基づいて閉鎖手続を進めさせていただいておるというふうな状況でございます。  以上でございます。 673 ◯委員長(笹栗純夫君)  松月委員。 674 ◯9番(松月よし子君)  その中で検討も可能だということと受けとめまして、これで終わります。 675 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで4款.衛生費を終わります。  執行部の交代がありますので、しばらくお待ちください。   〔部の入れかえ〕 676 ◯委員長(笹栗純夫君)  152ページから155ページ、5款.労働費の説明を求めます。平野産業振興部長。 677 ◯産業振興部長(平野謙二君)  5款.労働費の御説明を申し上げます。  ただいま申されましたように、予算書の152ページから155ページをお願いいたします。  予算額につきましては、2,386万5,000円、前年度対比2,604万7,000円の減額でございます。  減の主な理由でございますが、ワークプラザの用地購入の終了によるものが主なものでございます。  また、予算の主な内容でございますが、153ページをお願いいたします。  シルバー人材センター関係費といたしまして1,847万7,000円、ワークプラザ管理運営費といたしまして107万3,000円を計上いたしております。また、平成28年度補正予算にて計上をいたしました雇用創出事業費380万9,000円を新規事業として計上させていただいております。  以上でございます。どうぞ御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 678 ◯委員長(笹栗純夫君)  質疑に入ります。三嶋栄幸委員。 679 ◯11番(三嶋栄幸君)  ただいま御説明ございました153ページ、5款1項1目.労働諸費の中の雇用機会創出事業委託費についてお尋ねします。  この委託内容と、また、どこに委託されるかについて質疑を行います。 680 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上水産商工課長。 681 ◯水産商工課長(川上重則君)  雇用創出機会事業の委託費でございます。120万円でございますが、この事業の中で、経営者のセミナー、それから社員教育のセミナーを計画しております。まだ委託先については決めておりません。  それからもう一つ、会社合同説明会も開催する予定でございますので、その分の委託費でございます。  以上です。 682 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋栄幸委員。 683 ◯11番(三嶋栄幸君)  この事業について、実施計画書、79ページに詳しく書かれていると思いますけれども、こちらのほうをちょっと開いていただきますようお願いします。この中に活動指標として企業訪問数、最終目標100、現在値ゼロて書いておられますけど、これは馬場企画部長を中心として回られた企業訪問とは別の数値なんでしょうか。御答弁お願いします。 684 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上水産商工課長。 685 ◯水産商工課長(川上重則君)  この指標につきましては、企画部のほうと一緒に回りました100社訪問の分を再度コーディネーターとともに訪問いたしまして、企業情報の内容だとか、雇用の状況だとか、ホームページにアップするために、いろんなヒアリングを行うために行うものでございまして、100社訪問の100を計上いたしております。 686 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋栄幸委員。 687 ◯11番(三嶋栄幸君)  この事業目的は、企業の雇用相談を受ける雇用コーディネーターを設置し、市内就業者数の増加を目指すというのが事業の目的となっております。  じゃ、成果指標、ちょうど真ん中辺にございますけど、成果指標の目標が参加企業社数を最終目標100社というふうにされてあるんですけれども、この目的から沿った考え方をすると、新規の雇用者数が目標数値になるべきではないかと私はこれ考えるんですけど、いかがでしょう。 688 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上水産商工課長。 689 ◯水産商工課長(川上重則君)  この事業によります成果指標につきましては、先ほど言いましたように、訪問数を100として、ホームページ等にアップする分が100社ということで考えております。  もともと仕事づくりプロジェクトの中で、ここに就業件数というのが基準としてございまして、平成26年度を1,021件ということで、成果としましては平成32年を目標として1,600件を計上いたしております。 690 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋栄幸委員。 691 ◯11番(三嶋栄幸君)  私の聞き方が悪かったんかと思いますけど、事業目的がこうあるんやったら、数字は雇用数字になりませんか、それを目標にされるべきではないでしょうかと私はお尋ねしています。わざわざ雇用コーディネーターの方を新規にお雇いまでされて、専門的にこれを集中してやろうというための実施計画書なんですよ。だったら、そう鑑みたら、そういう目標をお立てになるべきではないかというふうに今質疑をさせていただいていますが、そういうお考えあるかないかだけでも構いませんので、お願いします。 692 ◯委員長(笹栗純夫君)  川上水産商工課長。 693 ◯水産商工課長(川上重則君)  先ほど申しましたマスタープランの就職件数を最終的な目標としておりますので、この分をさっき言われました実施計画の分の指標につきましては、再度また検討していきたいと思います。 694 ◯委員長(笹栗純夫君)  三嶋栄幸委員。 695 ◯11番(三嶋栄幸君)  今の私の意見は意見として酌んでいただきまして、そういうところも考えながら活動されますようよろしくお願いします。 696 ◯委員長(笹栗純夫君)  これで5款.労働費を終わります。  お諮りいたします。本日はこれにて散会したいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 697 ◯委員長(笹栗純夫君)  御異議なしと認めます。本日はこれにて散会いたします。       (午後3時19分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...